常世 和歌

 


紫式部著「源氏物語」 第12帖 須磨



· 心から常世を捨てて鳴く雁を雲のよそにも思ひけるかな


· 常世出でて旅の空なるかりがねも列に遅れぬほどぞなぐさむ


· あかりなくにかりの常世を立ち別れ花の都に道やまどはむ