大國神社(伊勢崎市) 境内

 


本殿は三間社流造で、千鳥破風軒唐破風付、銅板葺。江戸時代寛政5年(1793年)の造営という。幣殿は昭和5年(1930年)の造営。拝殿は間口五間・奥行三間半で、文化元年(1804年)の造営。



また、境内には石幢(せきどう:仏教の石塔の一種)が立つ。この石幢は「御手洗の石燈籠」とも呼ばれる。室町時代延徳(えんとく)2年(1490年)の銘があり、付近の御手洗池畔から出土したと伝えられる。総高は2.38メートルで、角石の台座の上に竿塔・中座・火袋・屋蓋・相輪と積み重ねられている。室町時代の作風が見られ、市の重要文化財に指定されている。



当社東北方には大国主命が手を洗ったという御手洗池跡が残る。明治4年(1907年)に合祀されるまで、その地には御手洗神社が鎮座していた。