加佐美神社(かさみじんじゃ)

 


加佐美神社(かさみじんじゃ)は、岐阜県各務原市にある神社



式内社であり、各務原市蘇原地区の産土神とされている。旧社格は郷社。 各務原市内の金弊社五社のうちの一社である。

 

 



864年貞観6年)、清和天皇により創建。かつてこの地を、蘇我倉山田石川麻呂そがのくらやまだ の いしかわまろそがのくらのやまだのいしかわ の まろなどの蘇我氏が治めており、「蘇原」の地名は、蘇我氏の領有に由来するといわれている。蘇我倉山田石川麻呂が亡くなった後、曽原荘(現在の蘇原)の人々が蘇我倉山田石川麻呂を崇敬し、祭祀したのが始まりといわれており、神社自体は7世紀には存在した可能性がある。905年延喜5年)ころ、各務郡(かかみぐん)曽原荘古市場にあり八幡宮と呼ばれていたという。908年(延喜5年)には笠見明神と称されたという。



境内には阿弥陀堂、薬師堂があり、神仏習合の名残がある。本殿(1687年建築)幣殿(1910年建築)拝殿(1746年建築)は国の登録有形文化財に登録されている。



また、狛犬、獅子頭が各務原市指定文化財となっている。



蘇我氏とつながりが深く、周辺には蘇我石川麻呂の墳墓(伝蘇我倉山田石川麻呂の墓)や、山田寺跡(山田寺塔心礎(さんでんじ とうしんそ))がある。