タマヨリビメ

 


タマヨリビメ(タマヨリヒメ、玉依姫)は霊(たま)憑(よ)りつく巫女。『古事記』は玉依毘売命、『日本書紀』は玉依姫尊と表す。

 

 

 

記紀風土記などに見える女性の名で、固有名詞ではない。従って、豊玉姫(とよたまひめ)海神)や、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)などとして数多く登場する。



1 神霊を宿す女性巫女。 



① 日本神話で、海の神の娘。ウガヤフキアエズノミコト(鸕鷀草葺不合尊)の妃となり、四子を産んだ。末子は神武天皇(カンヤマトイワレビコノミコト、神日本磐余彦尊)。



② 賀茂伝説で、タケツヌミノミコト(建角身命の娘。丹塗矢にぬりや。本性は火雷神(ほのいかづちのかみ))と結婚し、ワケイカヅチノカミ(別雷神)を産んだ。