大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)(伊勢市)
大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の所管社。内宮の宮域内、宇治橋東詰から東に進むと衛士(えじ、えし)見張所があり、見張所付近に子安神社(こやすじんじゃ)と並び鎮座する。
三重県伊勢市 宇治館町(うじたちちょう)の伊勢神宮内宮境内に鎮座する。神路山(かみじやま)の山裾にある。内宮の所管社30社のうち第29位である。旧称を「山神社」と言い、神宮式年遷宮の最初の祭儀である「山口祭」(やまぐちさい)はこの神社で催行されていたとされる。その後、御杣山(みそまやま)の移動に伴い、山口祭の祭場が移動し、大山祇神社に捧げられることはなくなった。
社殿は玉垣に囲まれている。伊勢神宮の摂社・末社・所管社には通例、賽銭箱は置かれていないが、大山祇神社には賽銭箱が置かれている。社殿の手前には花の形をした手水鉢(ちょうずばち)がある。その手前にあるのが子安神社、その奥にあるのが大山祇神社。
祭神は大山祇神(おおやまつみのかみ)。伊弉諾命(いざなぎのみこと)・伊弉冉命(いざなみのみこと)の子であり、山の守護神とされる。