饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)
饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の所管社。宇治橋の守護神であり、宇治橋と対面する位置に鎮座する。
宇治橋の架け替えに先立って社殿が建て替えられるため、神宮式年遷宮において、伊勢神宮の所管する125社の中では最も早く建て替えられる神社である。
三重県伊勢市 宇治今在家町(うじいまざいけちょう)、内宮の神域入り口に架かる宇治橋から約200mのところに鎮座する。饗土橋姫神社から20m先には内宮摂末社の津長神社(つながじんじゃ)・新川神社(にいかわじんじゃ)・石井神社(いわいじんじゃ)、50m先には内宮摂末社の大水神社(おおみずじんじゃ)・川相神社(かわあいじんじゃ)・熊淵神社(くまぶちじんじゃ)があり、7社が集まっている。また神宮文庫の前身である旧林崎文庫もある。更に当社の左側に隣接する参道の奥には尾崎行雄(おざき ゆきお。政治家)を祭神とする合格神社(ごうかくじんじゃ)がある。
社名の「饗土」(あえど)とは、疫病神や悪霊などの悪しきものが入るのを防ぐために饗応の祭りを行う土地を意味する。社地は御幸道路建設のため、移転している。1969年(昭和44年)の造り替え以降、社地は移動していない。
社殿は神明造であるが、神明造になったのは明治時代以降であり、それ以前は春日造であった。津長神社は、内宮の摂社27社のうち第14位である。