天岩戸神社 神事
l 西本宮祭(5月2日・3日)
- 春季大祭。初日は午前11時ごろから西本宮にて関係者列席の中、式典が開催される。2日目は午後2時に2基の神輿に東本宮の神霊を遷して神幸式が斎行される。その折には棒術組、神楽組が神輿の前を守る。臼太鼓(うすだいこ)も伴う。神霊を西本宮の御旅所へ迎え、神楽と棒術を奉納し(臼太鼓は社務所前にて奉納)、終了後同じ神幸の隊列を組み直し、東本宮へもどる。初日の式典の前後や2日目の午前には西本宮の神楽殿で神楽奉納がある。
l 東本宮祭(9月22日・23日)
- 秋季大祭。 秋の稔りを感謝する。式典や御神幸祭の手順は春季大祭とほぼ同じ。かつてはこの祭に合わせ地元住民による五神火祭という恒例行事があり、特に畳1枚を投げてその飛距離を競う「岩戸投げ大会」が名物だった。この行事は2010年以降一旦中断したもの、2015年に「畳投げ大会」として再開された。
l 天岩戸夜神楽三十三番大公開まつり
(11月3日)
- 国の重要無形民俗文化財・高千穂の夜神楽(よかぐら)の中でも、地元岩戸地区で舞われる天岩戸神楽と呼ばれるもの全33番を、本来の「夜通し」ではなく、午前9時30分ごろから夜11時ごろまでかけて奉納する。西本宮斎館にて。
l 夜神楽奉納
(11月中旬から12月中旬の週末)
- 周辺地域の民家や公民館施設で奉納される夜神楽で、高千穂の夜神楽の一部として国の重要無形民俗文化財の指定を受けているが、地元岩戸地区では「岩戸神楽」ないし「天岩戸神楽」と総称されることが多い。岩戸地区内での開催は従来3ヶ所だったが、2011年から1ヶ所復活して4ケ所となった。11月中旬から12月中旬の週末に各地区ごとに順次行われる。日程等の詳細は毎年高千穂町役場より告知される。