高倉下 解説
「高倉下」という名前は「高い倉の主」の意である。
布都御魂が祀られている石上神宮は、物部氏に関係の深い神社である。
神倉神社(かみくらじんじゃ、かんのくらじんじゃ)及び熊野速玉大社の神倉宮(かみくらぐう)に祀られているほか、三重県伊賀市(旧上野市)西高倉の高倉神社(たかくらじんじゃ)などに祀られている。
高倉神社(三重県伊賀市)は高倉下命の七代の後の子孫である倭得玉彦命(やまとのえたまひこのみこと)がこの地に移り住んで高倉下命を祖神として祭祀した事を起源とする社である。
なお、高倉下命はしばしば天香語山命(あめのかぐやまのみこと)と同一神であると解釈されるが、粟田寛(あわた ひろし)は『国造本紀考』(明治36年)38ページで天香語山命が高倉下命とは信じられないとする。