織幡神社 歴史 創建

 


創建について『宗像大菩薩御縁起』(15世紀中頃成立)によれば、神功皇后三韓征伐の際に、宗大臣(むねのおおおみ。宗像大社の神)が「御手長」(みてなが)という旗竿に武内大臣(武内宿禰)の織った紅白2本の旗をつけて戦い、最後にはそれを「息御嶋(おきみしま 沖ノ島)」に立てた。そして武内大臣の垂迹の際、その神霊は異賊の襲来する海路を守護するため海辺に鎮座し、名は武内大臣が旗を織ったことから「織旗(織幡)」としたとする。



実際の創建については詳らかでなく、前述のように海人族(あまぞく)との関係を推測する説や、『日本書紀』の阿知使主と宗像神の縫工女伝承との関係を推測する説などがある。