土佐神社 関係地 鳴無神社(おとなしじんじゃ)

 

o 所在地:

須崎(すさき)市 

浦ノ内(うらのうち)東分(ひがしぶん)

 

o 祭神:

一言主命(味鋤高彦根命と同一視)、

配神に級長津彦命(しなつひこのみこと)、

級長津姫命(しなつひめのみこと)

(いずれも風神)

 

o 社格:

郷社

 

 

 

「おとなしじんじゃ」。浦ノ内湾の最奥部に鎮座する。伝説では、土佐に流されて浦ノ内湾に漂着した一言主命を奉斎したのが鳴無神社で、ここから祀り変える地を選ぶため一言主命が投げて落ちた大石が土佐神社境内の礫石であるとする。また、天平宝字3年(759年)に始まるという土佐神社の志那禰祭(しなねまつり)において、古くは土佐神社・鳴無神社の御座船で船遊びがあったというが、土佐神社からの渡御はのちに土佐神社離宮(小一宮)までに改められたという。現在も鳴無神社の祭神は土佐神社と同神とし、土佐神社と同じ8月25日に「志那弥祭」(しなねまつり)として船遊び神事を行なっている。