出雲大神宮 歴史 創建

 

 

創建の年代は不詳。前述のように社伝では、『丹波国風土記逸文として「元明天皇和銅年中、大国主命御一柱のみを島根の杵築の地に遷す」の記述があるという。

 

 

社伝では、和銅2年(709年)10月21日に社殿が建てられたとする。『古事記』・『日本書紀』には国譲りの神事が記載されるが、丹波国は出雲大和の両勢力の接点にあり、国譲りの所由によって祀られたとされる。

 

 

境内には横穴式石室を持つ後期古墳があるほか、西南には口丹波(くちたんば)最大の前方後円墳である千歳車塚古墳(ちとせくるまづかこふん)があり、古くから御蔭山を神体として祀る氏族がいたと推測されている。