日本の国師号
浄土宗
· 大紹正宗(だいしょうしょうしゅう)国師
- 弁長(べんちょう。1162- 1238)
浄土宗の第二祖。鎮西派の祖。聖光房。
· 普光観智(ふこうかんち)国師
- 慈昌(じしょう。1544- 1620)
増上寺(ぞうじょうじ)12世。徳川家康の帰依を受ける。
浄土宗西山派
· 鑑智(かんち)国師
- 証空(しょうくう。證空。1177- 1277)
浄土宗西山派の祖。善恵房(ぜんねぼう)。
ほかに弥天国師(やてんこくし)の国師号を勅諡されている。
曹洞宗
· 佛性伝東(ぶっしょうでんとう)国師
- 道元(どうげん。1200- 1253)曹洞宗の開祖。
承陽大師(じょうようだいし)。永平寺開山。
· 道光普照(どうこうふしょう)国師
- 孤雲懐奘(こうんえじょう。1198- 1280)
曹洞宗の教義普及に尽力。永平寺2世。
· 弘徳圓明(こうとくえんみょう)国師
- 瑩山紹瑾(けいざん じょうきん。1268- 1325)
曹洞宗を日本全国に広めた中興の祖。
總持寺(そうじじ)開山。
黄檗宗
· 大光普照(だいこうふしょう)国師
- 隠元(いんげん。1592- 1673)黄檗宗の開祖。
真空大師(しんくうだいし)。
華厳宗
· 示観国師(しかんこくし)
- 凝然(ぎょうねん。1240- 1321)東大寺(とうだいじ)戒壇院(かいだんいん)の長老。華厳宗の学匠で『八宗綱要』(はっしゅうこうよう)等多数の著作がある。