阿弥陀如来 経典・儀軌
浄土三部経(じょうどさんぶきょう)
『観無量寿経』については、サンスクリット原典が2011年現在発見されていない。中央アジアで作成されたと考えられる。
『仏説無量寿経』(ぶっせつむりょうじゅきょう)
一切の衆生救済のために王位を捨てて、世自在王仏(せじざいおうぶつ)のもとで法蔵菩薩と名乗り修行し、衆生救済のための五劫思惟(ごこうしい)し、浄土への往生の手立てを見出し、衆生救済のための「四十八願」(しじゅうはちがん)を発願したのち、改めて誓いを立て修行し、それが成就し仏となった報身(ほうじん)仏と説かれる。また、現在も仏国土である「極楽」で説法をしていると説かれている。
特に浄土教諸宗においては、「四十八願」のうち「第十八願」を重要視する。
『仏説阿弥陀経』(ぶっせつあみだきょう)
「極楽」のありさまと、阿弥陀仏の徳が説かれる。東方・南方・西方・北方・下方・上方世界のガンジス河の砂の数ほどの諸仏から賞賛されていると説かれる。そして「極楽」に生まれる方法が説かれる。