波逸提(はいつだい)
波逸提(はいつだい、巴: pācittiya, パーチッティヤ、梵: prāyaścittika, プラーヤシュチッティカ、堕、単堕、単提、波逸底迦)とは、仏教の出家者(比丘・比丘尼)に課される戒律(具足戒)の内、「捨堕」(しゃだ)で提示された所有物品関連以外の、食事の時間など諸々の禁戒の総称。比丘(男性出家者)には92条、比丘尼(女性出家者)には166条が課される。
サンガ(4人以上)、あるいは2-3人の衆、あるいは長老の前で告白することで罪が成立し、受理されることで僧権が復活する点は「捨堕」と同じ。
比丘の九十二波逸提
· 妄語(1-10)
· 植物(11-20)
· 教誡(21-30)
· 受食(31-40)
· 裸行(41-50)
· 飲酒(51-60)
· 水生物(61-70)
· 依法(71-82)
· 宝物(83-92)