線香 一般的な製法
以下、棒状の「匂い線香」を例にとって製法を解説する。
1 椨(たぶ)などの木を粉末にしたものに、香木の粉末や香料を加えて均一になるまで撹拌(かくはん)し、更に湯を加えて練る。
2 出来上がった粘土状のもの(練り玉)を専用の押し出し器で押し出し、一定の太さの棒状に成型する。
3 木の板(盆板)にとり、乾燥用の板(干し板)に移し変える。
4 干し板上にきっちり並べた線香を、規定の長さに切り揃える。
5 一週間から十日間乾燥させた後、箱詰め包装される。