十号のうち、如来・応供・正遍知は一般に悟った人に対する尊称として使われ、
それ以降の6つの称号は仏教の釈迦の尊称としてのみ使われる。
また、分け方には異説もある。
・仏世尊を「仏」と「世尊」に分ければ11号となる。
・無上士を外し、仏世尊を「仏」と「世尊」に分けたものを十号と称す場合もある。
・如来十号と称して、如来を総名とし、応供より世尊までを10号とする場合もある。
・経典によっては、世間解と無上士を合する説、無上士と調御丈夫を合する説、
世尊を加えないなど、異説も多い。
このように仏をさす称号は10種だけではない。