ロンドン④
そうそう、3月のマザーズデーのあたりは町中花屋でいっぱいだったイギリス。
バレンタインデーも、花束を抱えた人があちこちにいて、すごく微笑ましく思った。
花を贈る文化って、素敵だなぁ街も華やかになる。
ロンドン最後の日、心残りだった場所へ。
キングスクロス駅。そう、ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法学校へ行ける駅だ。
広くて古くて暗くて格好良かった。黒い鉄で出来ていてアンティークっぽいのに、差し込む光によってなぜかとても未来的に見える
例のプラットフォーム(壁からすり抜けて向こうの世界に行ける)で記念撮影する旅行客がたくさんいた!
みんなチャーミングだったみんなハリーポッターが大好きなんだなぁ。
ここからロンドンの原宿?!とも言われるエリア、カムデンへ向かう。
途中、真っ白い汚いガラス窓に見たユニークな落書き。
こんなにオシャレな図書館の門は初めて見た。
門の中からはシンデレラ城のような建物が見える。(この建物なんだっけなぁ、演劇場とかかなぁ)
ディズニーランドみたい
バイオハザードとかに出てきそうな少し不気味な4人の女神。
キリストと青い空。
ちょっと心斎橋のグリコのランナーに見える。
カムデン到着。やっぱロックな店がずらりと並んでた。革製品がとにかく多かった。
マトリックス発見こんな人いても誰も振り返らない。これが当たり前、格好いい
カムデン、こんな髪型の人ばっかりだった。
雨が多いイギリスだけど、雨でもこの髪型なのかな・・・・・
昔好きだった映画「シド&ナンシー」を思い出して、シドみたいな人探してた。
最後に見たロンドンの夜景
ロンドンは高いビルとか全然ないから、普通の都会の夜景とはまったく違う美しさだった。
テムズ河に光が反映してなんだか幻想的。
夜のビッグ・ベンは、特に好きだった。
写真では見られないけれど、時計の文字盤の部分がステンドグラスのようになっていてとても綺麗。
ロンドン、魅力的でした
観光っていう感じではなく、暮らしてみたい。(物価高いしご飯おいしくないけど)
ロンドン③~ロンドン塔編~
ロンドンでちょっと楽しみだった場所の一つロンドン塔
見えてきた。童話の中に出てくるお城みたい。
ロンドンという現代の街から、いっきに中世に迷い込んだみたい。
まさかこの中で拷問やら監禁、処刑が行われていたなんて!!!
有名なエリザベスの母、アン・ブーリンのお化けとかに会えるかもしれないらしい
怖いけど、会えたらすごく光栄だなぁ。
門番さん、誇らしげ。制服がチャーミング
中にはこんな演出も・・・
ちょっと安っぽい
中央にあるホワイトタワー。
ここには銃やら鎧やら何やら展示されている。
視線を感じる・・・・・と思ったら階段に紙で出来た衛兵が。
うけ狙いだろうか。
ここにかつて囚人が捉われていたなんて想像できない。
エリザベス1世もここに幽閉された事があるらしい。
エリザベス1世の母でありヘンリー8世の妻であったアン・ブーリンが処刑された場所。斬首刑だったので、ガラスで枕をかたどったものがある。
そこで記念撮影する子供達。彼らが枕の意味を理解するにはまだ早すぎる・・・・・
アン・ブーリンは姦通罪として処刑されたけど、夫のヘンリー8世なんて6人も妻がいたのだから、理不尽な話だ・・・・・。男は何人も愛してもいいって?おかしい。
ここにずっと立っているだけの退屈そうな衛兵さん。
こんな仕事絶対したくない。
庭。青と緑がとてもきれい。
ここにはカラスがいて、飛べないようにされている。
可哀想だけど、昔からロンドン塔のカラスがいなくなると英国が滅びると言い伝えられているらしく、逃げていかれないように細工されているのだ。
不吉なカラスではなく、いなくなったら不吉なカラス。
タワーブリッジも見えた。
でも跳ね橋が開いているところは見えなかった。
そんなこんなでロンドン塔を出た。
高い入場料(3000円くらいした!)を払った上音声ガイドまでつけたけど、そこまで興奮する内容ではなかった気がした。観光地って感じ。でも歴史ってやっぱいい。
でもやっぱ格好いい!城壁を見るとわくわくする。
それからウロウロ道に迷ってたら一人のおじいちゃんに付きまとわれた。
おじいちゃん、女子と話すのが久しぶりなのか、とてもテンションが高かった・・・・・。
けどいろいろ案内してくれて楽しかった。
2階建てバスからの景色
地下鉄はとにかく高いので、いつもバスを利用してた。
ロンドンバスは、やっぱり2階の最前列左側に限る
ノッティングヒルゲートへ。
ここは「ノッティング・ヒルの恋人」の舞台になったところ。
週末は、マーケットでにぎわう。
パステルカラーな建物が並んでいてかわいかった
かわいいブーツ発見
けど買えないし履けない。このあたりはかわいくてオシャレな店がたくさんあった。
路上マーケットのひとコマ。陽気なイギリス人だ・・・・・
こういうフリーマーケットがあちこちで行われてる。
(クリエイターズマーケットもたくさんあった)
やっぱイギリスといえばマーケットだなぁと思った。いいな、いいな。
ロンドン②
バッキンガム宮殿へ。ここで行われる衛兵交替式を見るのが目的だった
この奥に、エリザベス女王が住んでいるなんて、なんだかドキドキする・・・・・
厳格な雰囲気の中、式は着々と進んでいく。この時は、音も無く静かに進行されてたから、なんかおかしかった。でも、私が見たかったのはこの人達じゃない。
音楽とともにマッチ棒のような帽子をかぶったイギリス特有の兵隊さん達が外からやってきた
そう、私が見たかったのはこの兵隊さん達。でも、残念ながら冬だからグレーの重いコートを着ていた。
赤いあの制服が見たかったのにせめてコートを赤にすればいいのに・・・・・
それにしても、あの縦に長い帽子のメリットは何なんだろう。重そう・・・・・
このバッキンガム宮殿のまわりにはとても大きな公園がいくつかある。
ロンドンという都会の中にこれほど大きな公園があるってことが、とても羨ましい
イギリス人の価値観は、自然だとか、公園でゆっくり時間を過ごすって事を重要視してる感じがしてとても好きだなぁと思った。何より公園にいる人が結構多い。皆のんびりしたいんだ。
公園の緑が、日本の芝生の色と全然違ってもっと鮮やかなのがすごく気持ちがいい。
いつも緑を見るたびに見とれてた。鮮やかな緑は、いつも輝いてた
この公園、色んな鳥がいっぱいいた
鳥って、空と自由を連想できるから好き。
この木、やけに格好良かった。男らしい
公園を抜けると、テーマパークみたいな光景が・・・・・
ロンドン・アイが後ろに見えるから、本当にお城のかたちした遊園地みたい。
高いビルとか無いし遮るものも無くて空は青いし、とてもきれいなんだけどなんだか不思議な光景。
一端中に入ったら二度と帰ってこられないような、ピノキオのテーマパークみたいな印象がした。
ちなみにこの建物は外務省らしい。遊園地とは真逆だなぁ・・・・・
入口側にまわってみると、門番の人が・・・・・この人は赤いコートだ!
この人達は門にいるだけが仕事みたいで、本当にただいるだけだった。
話しかけてもピクリとも動かない。写真撮っても。
この写真、空の青と建物の白、門番のコートの赤が、イギリスの国旗ユニオンジャックを連想させる・・・・・気がする。
ここから大英博物館まで歩いた、結構遠かった
ここ、ずっと憧れてた。世界三大博物館とか言われてるから。でもミイラがあることしか知らなかったけど・・・・・
外はナショナルギャラリーと同じようなギリシャっぽい建物なんだけど、中は結構近代的。
ミイラ、いっぱいあった。皆ミイラと記念撮影してたけど私には出来ない・・・・・
けどミイラの棺とか、装飾や色遣いとかすごかったなぁ。
自分が死んだ後、もういない自分の為に誰かが何かを必死で残してくれようとするのは、すごくありがたい事だと思った。
博物館て、とにかく冒険心を掻き立てられる。ここは広いから、なおさら。
高校の時、考古学を研究する博士になりたいと思ってたことを思い出した。(でも受験で落ちた)
今は人生の探究ばかりだなぁ。
この大英博物館のあたり、結構好きだったな。
続いてヴィクトリア&アルバート博物館。これは翌日のこと。
この博物館、ごった煮博物館とか言われるくらい、色んなものがごちゃごちゃと展示されてる。
キリストの磔刑像。キリスト教関係の展示はやはり多い。宗教画もあった。(こうなってくると博物館と美術館の違いがわからない)
ここは鉄のコーナー。
イギリスって、街の柵とか格子が全部黒い鉄で出来てるから格好良いんだなってこの時気付いた。
ここは偉い人の棺とかレリーフみたいなものが展示されてた。
並べ方とかもほんとごちゃごちゃしてて、それがすごくもったいないんだけど良かった。
こんな素敵な図書館もあった。毎日通いたいくらい。(英書読めないけど・・・・・)
光の入り方とか照明の色とか、やわらかくて素敵
こんな風に、倉庫?!も上から覗ける。ごちゃごちゃでガラクタみたいになってるけど、まだまだこんなに展示品が残ってるだ・・・・・扱いが本当に適当だよな・・・・・
ダヴィデとかあったけど、なぜ?!(偽物だろう)
本当にごっちゃごちゃで目がまわるくらいだったけど、盛りだくさんで飽きない。すごく面白い博物館だったしかもイギリスって学生が自由にスケッチしてるから、見ててすごいな~と思うし、日本だと写真も絵もダメって事多いからうらやましかった。
その隣にある自然史博物館。
二つの館にわかれていて、ライフ館の方に恐竜の化石とかがある。この恐竜、駅舎みたいな建物とマッチしててすごい格好良かった。展示の仕方がすごいよなぁ・・・・・迫力
でもここで、浅黒い肌の少女(学生)3人組に写真撮ってと言われ、一人の少女に携帯を渡され説明を受けている間にもう一人の少女が私の鞄を開けようとしていて、怖かった何も入ってなかったし被害なかったけど、少女さえも信じられない事がわかって悲しかった。
どうやら、無料で入れる観光地的なスポットに、スリは多いらしい。危なかったけど、少女さえもそんな事してしまう世の中がつらかった。
私もほぼ毎日ハムとパンだけの極貧旅行だったけど、日本から旅しに来れてるもんな。世の中には、旅なんてしたくてもできない人の方が、いっぱいいるんだもんな・・・・・
なんか複雑な心境だった。
世の中を平和にするのは、やっぱりお金なのかも。