今日は、多くの方からご相談のあるテーマ——
「家族(家系)のカルマをどう終わらせるか」
について、私自身の体験や、
実際の受講生さんの変化も交えながら、
じっくりお話しします。
読み終える頃には、
「繰り返す問題」を恐れる気持ちよりも、
「ここから私が終わらせる」という
静かな決意が腹の底から立ち上がるはず。
どうぞ最後まで受け取ってください。
はじめに:なぜ“家族のカルマ”は怖く感じるのか
「カルマ」と聞くと、どこか宿命的で、
抗えないもののように感じますよね。
けれど真実はシンプルです。
カルマとは“繰り返される未完了の学び
(未処理の感情・パターン)”。
怖さの正体は、
「見たことがないもの」ではなく、
“何度も見てきたのに、
まだ終わっていないもの”
にあります。
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いつもお金でつまずく
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人間関係で同じパターンを繰り返す
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あと一歩でチャンスを逃す
私にもありました。
頑張っても最後の最後で報われない……。
そしてある時、
母、祖母にも全く同じパターンがある
ことに気づきました。
そう、それは“私個人の問題”ではなく
“家族の課題”**だったのです。
魂の視点:なぜその家族を選んで生まれてくるのか
私は胎内記憶を持っています。
生まれる前、空の上から
「どのお母さんの元へ生まれるか」
を見ていた時、母候補の女性たちの中で、
一本の横の光のラインが強く光りました。
その光は家系に流れる“代々の課題”のライン。
私は直感的に思ったのです。
「ここに入れば、この家系の課題を終わらせられる」
魂は
“終わらせる力があるからこそ、その家系を選ぶ”。
ただし地上に降り、肉体に宿ると、
記憶は一度忘却されます。
だからこそ、“気づき直す”こと
が鍵になります。
「繰り返す問題」はサイン:対処療法で終わらせない
同じ問題を目の前から排除するだけでは、
パターンは形を変えて戻ってきます。
例えば「嫌な相手から離れる」
ことは必要ですが、
それ “だけ” では根は消えません。
離れた先でまた似た人物が現れるのは、
根本が未解決だから。
ここで大切なのは、
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反省はする(起きた現実から学ぶ)
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でも、沼らない(自己否定に沈まない)
問題はあなたを罰するためではなく、
次の世界線へ押し上げるサイン。
対処で終わらせず、
原因を見つけ、感情を完了させることが、
家族のカルマを“今世で”閉じる近道です。
先祖供養の本質:お墓参りだけが供養ではない
「ご先祖供養って何をすればいいですか?」
という質問も多いです。
お墓参りや感謝を捧げることも尊いですが、
“自分が受け継いだパターンを自覚し、
完了させること”が、実は最高の供養になります。
いま“バトン”を握っているのは、私たち。
“私が終わらせる”と腹で決めて行動することが、
先祖の願いを叶える“生きた供養”なのです。
感情のフタと「空洞タイプ」:胸にぽっかり穴があく理由
親や周囲に合わせて“いい子”の仮面を被ると、
「怒り」「悲しみ」「妬み」などの感情に
次々と蓋をしてしまいます。
蓋が積み重なると、
魂(丹田の力)のエネルギーが圧縮され、
胸のあたりにぽっかり空洞が生まれる。
これが私の講座で呼んでいる
「空洞タイプ」です。
空洞タイプの特徴は、
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ワークをしても何も感じない/入ってこない
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「自分が何を感じ、何を望むか」が分からない
ここを抜けるには、
安全な場で抑圧してきた感情を一つずつ感じ直す
ことが不可欠。
感情の奥に“魂への橋(ブリッジ)”が現れます。
「腹で決める」と世界線が変わる
スピリチュアルでよく言う「決める」は、
思考で“決めた気”になることではありません。
腹(丹田)で決めるとは、
“これしかない”という揺るがない選択を
身体で保持すること。
ここに入ると、
現実の配置が勝手に動き始める。
人・物・情報・機会が
、驚くほど自然な形で整列していきます。
体験談:かおりさんの「家族のカルマが終わった瞬間」
ここからは、私の講座(親子セラピー)受講生
かおりさんの実例です。
数字・事実を交えて紹介します。
Before:2018年の申込時点
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息子さんは自閉スペクトラム。小4頃から強い癇癪と暴力が増え、母として常に恐怖の中。
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夫婦仲は最悪。会話を始めてもすぐ喧嘩。
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「自分らしくしてはいけない」という思い込みが強く、自由がない。
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家の中で“奴隷のように”動く役になり、外出やおしゃれも諦めていた。
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ご本人は「もうこの世からいなくなってもいい」と思うほど追い詰められていた。
Step 1:何も感じない壁と「怒り」の再発見
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ワークをしても自分の気持ちが分からない。典型的な空洞タイプ。
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仲間との関わりの中で“怒り”が安全に出てくる体験を重ねる。
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「父は尊敬している」と思い込んでいたが、実は強い怒りと哀しみがあったことに気づく。
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夫への強い嫌悪は、父への未完了感情の投影だったと判明。
Step 2:家系ラインの発見(祖母→父→自分)
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祖母:住み込みのお手伝いとして結婚後も働き続け、“奉仕し続ける人生”。
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父:幼くして母を喪失し、養子として家業に奉仕。「遊び」「楽しむ」がほぼない。
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自分:家族のために休まず動く“家の使用人”の役割を無意識に引き受けていた。
三世代にわたり、“自分は後回し/奉仕し続ける”という家系パターンが明白に。
After:家族の現実が反転していった
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夫婦関係:お互いを思いやる関係へ。二人で飲みに行く時間が生まれるほどに改善。
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息子さん:
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攻撃性が消え、素直で優しい行動が増える(ゴミ袋のセット、忘れ物をバッグに入れてくれる等)。
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送迎バスにも乗車できるようになり、ショートステイも「毎週どうぞ」と歓迎されるほどに信頼回復。
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不登校傾向が改善。仕事にも前向きに通う。
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体重は100kg超→約40kg減という大幅な改善(生活リズムの整いと精神的安定の表れ)。
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ご本人:
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外に出ること・おしゃれを楽しむことを再開。
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家族の誰からも“母/妻だから我慢”の役割を押し付けられない世界線に移行。
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自宅でアロマ×経絡のヒーリング施術サロンを開業。
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施術ベッドや大理石テーブルが「なぜか向こうからやって来る」現実配置(腹で決めると現実が動く典型例)。
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何より大切なのは、息子さんへ“直接的な矯正”をしていないこと。
母(中心軸)が整うと、家族全体の周波数が調律され、結果が連鎖する。
これが家族のカルマが終わるということの、肌感覚の現実です。
家族のカルマを終わらせる実践ステップ(保存版)
1. 「繰り返す問題リスト」を作る(7〜10項目目安)
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例:お金が最後に足りなくなる/“あと一歩”で逃す/尊重されない/自己犠牲が習慣化 etc.
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頻度・状況・登場人物を具体的に書く(数字・固有名詞を残す)。
2. 家系ラインの対応マッピング(縦に三世代)
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自分—父母—祖父母—曾祖父母…と似た現象を並べる。
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ここで、“私の過去”を幼少期だけでなく「先祖の人生=私を構成する過去」として再解釈する。
3. 感情の再体験(安全に・少量から)
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「怒ってはいけない」「悲しんではいけない」に“仮のOK”を出す。
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3分タイマーで短時間・安全に出す/書く/声にする(クッション叩き、声出し、紙焼却などの儀礼化が有効)。
4. 空洞の充填(身体技法)
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丹田呼吸(へそ下3本分に意識):
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4カウント吸う→2止める→8吐く×8セット(朝晩)。
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胸(胸骨中央)をさする、肋骨をゆるめる、みぞおちの解放。身体から感情の器を再教育する。
5. 腹で決める(コミットメントの可視化)
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「これで終わらせる」を現在形・一人称でノートに毎日10行。
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具体的行動を3つだけ書く(例:××にはNOを言う/1日15分自分のための時間/月1で自分にお金を使う)。
6. 役割の再配置(家族との境界線)
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「私がやるべきこと」と「私“以外”がやるべきこと」を書き分ける。
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できることから譲渡・委任を始める。“家の使用人役”から卒業する宣言を、静かに、具体的に。
7. 現実配置の到来を受け取る訓練
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人・物・機会が向こうから来たら「ただ受け取る」。
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「受け取ることへの罪悪感」をワークの燃料にする(感じてOK、そして解放)。
Q&A:よくある質問にお答えします
Q1. お墓参りをしないと終わらないですか?
A. いいえ。お墓参りは尊いですが、
“自分が受け継いだパターンを終わらせる”ことが最大の供養です。
Q2. 家族が変わってくれません。どうしたら?
A. 中心軸(あなた)が変わると、
周波数の合わない関係性は自然に組み替わります。
相手を“変えよう”とするほど、輪は固まります。
まず自分の空洞を埋めること。
Q3. 感情を出すのが怖いです。
A. 怒りは暴力ではなくエネルギー。
安全な場/短時間/単位ごとに完了させる
ルールを決めれば、被害は生まれません。
出せば出すほど、静けさが戻る体験になります。
体験会について(ご案内)
私の親子セラピー体験会は、約3時間半。
これまで最大85名の回も満席になり、
誘導ワークを2回、そして実例解説を行います。
「最初のワークから涙が止まらなかった」
「想像以上だった」
「自宅のオンラインでここまで揺さぶられたのは初めて」
という感想を多数いただいています。
日程は随時増枠・調整しています。
最新のご案内や申込URLは“概要欄”をご確認ください。
親子セラピー体験会
■詳細はこちら
まとめ:あなたが終わらせると、未来が変わる
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カルマ=未完了の学び。
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繰り返す問題はサイン。対処で逃さず、原因を見つけて完了させる。
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空洞タイプは感情を安全に再体験し、魂のブリッジを渡る。
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腹で決めると、現実は向こうから整列してくる。
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あなたが終わらせると、子ども世代(未来)は同じ課題を生きなくてよくなる。それが生きた供養。
家族のカルマを終わらせるのは、
特別な誰かではなく、
いま、ここで息をしているあなたです。
どうか、あなたの番を受け取ってください。
必要な方は、体験会でお会いしましょう。
ヒーリングの現場で、
あなたの魂の本音を一緒に思い出していきます。