5/5 俵会:第1回「初風炉」~お茶事に向けて特別稽古 | 【ブログ】シュミネ茶道教室(裏千家)~大阪・心斎橋

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心斎橋駅上がってスグの、「シュミネ茶道教室」のブログです。
お稽古日記、行事の記録、茶の湯周りのことの他に、西田宗佳の歳時記や日常なども、生徒の皆さんに読んでもらえるよう徒然書いています。

皆さん、こんにちは! シュミネ茶道教室です。
平成が終わり、いよいよ令和の時代の始まりです。
そしてお茶の世界では、5月に入ると「風炉」の季節となり、これから半年間、夏~秋にかけての爽やかなお茶が始まります。
 
令和最初のお稽古となった、
5月5日(日)・第一回目の「俵会」のお稽古日記です。
この「俵会」は、普段の平日稽古ではなかなかできない部分を勉強していくため、「お茶事」を意識した特別稽古をシリーズで設けていくことになりました。
週末お昼の13時に集合し、日暮れの18時まで、日中みっちりお茶の稽古をします。
水屋・お点前・正客・詰・連客など、それぞれの役回りをこなしていただき、お立場ごとの「働き」を実践で学んで、”力をつける”ための会です。
 
最初の「俵会」となった今回のテーマは、「初風炉」。
爽やかな新緑の季節、風炉の始まりを楽しむ趣向です。
薫風自南来」(くんぷう おのずから みなみより くる)
この時期 定番中の定番の禅語で、軸は持ってないので言葉だけご紹介です。
 
↓) 床は季節の軸がなかったので、「俵会」の発足を記念して、「豊年・俵の図」。
通常これは秋の収穫の季節にかけるのがいいと思いますが、実り豊かな会となりますよう、俵図に願いを込めて掛けさせていただきました。
花は「花菖蒲(はなしょうぶ)」。
前日までは三本とも蕾だったのに、一晩で全部花が開いてしまいました。
やはり存在感がありますね。
 
 
↓) 前日準備で、火曜日のTさんと、水曜日のT君が初めて風炉の灰形にチャレンジしました。
とても繊細で根気のいる作業ですが、初心者さんにしては上手くできていると思います。
 
 
会当日は、風炉の炭手前を私(西田)がさせていただき、皆さんに見ていただきました。
(すいません、写真がありません)
 
↓) 炭道具は、炉と風炉では、何から何まで全部違います。また11月の炉開きのときには、どこがどう変わっているのか、勉強していただければと思います。
灰形ができる、炭の準備や手前ができる、湯を上手く沸かせる、灰・炭の片付けや管理ができる…、んー…なかなか力量のいる領域です。
 
 
↓) 皆さん、初めての香合拝見。
炭手前では、香合が拝見に回ります。
「俵会」では、”客の稽古”をしっかりすることも、目的の一つです。
 
 
 
↓) 縁高でお菓子をお出しします。
風炉の季節は、露を打ちます。
 
 
↓) この日は「子供の日」ということで、「柏餅」をご用意。
お正客様も、子供茶人ココちゃん(10才)にお願いしました。
 
 
 
 
↓) お菓子のあと中立ちをはさんで、濃茶。
朝鮮唐津の一重口水指に、肩衝茶入。
 
 
↓) 濃茶のお客さんは2チームに別れていただきました。
 
 
↓) 四畳半に座る場合は、膝行・膝退で道具を取りに出たり返したりします。
 
 
 
↓) 八畳に座る場合は、立って、道具を取りに出たり返したりします。
 
 
↓) この日の干菓子は、「菖蒲(あやめ)」 、河藤製です。
(※ ショウブとアヤメはどちらも漢字にすると「菖蒲」で、花も似てますが違う植物です)
 
 
↓) 煙草盆は初使いの、「木地 瓢透かし」。
火入れは「染付の桶川(おけがわ・桶側とも書く)」で、昭阿弥造。
 
 
 
 
「俵会」では、これから毎回お米を炊いて食事をする予定です。
お茶事を目標にした初心者さんの特別稽古であるため、最初から本格的な懐石での茶事はなかなか叶いませんが、部分部分を割稽古しながら、簡単な物でまずは略式茶事、そしていつかは正式な「正午の茶事」をしたいと思っています。
 
↓) 今回は初炭、濃茶・薄茶の点前、客の拝見、で手一杯なので、最後にまかない程度の「飯・汁・漬物(昆布と水茄子)」だけの粗飯を召し上がっていただきながら、膳の受渡し方や、箸の取り上げ方などを稽古しました。
 
 
 
粗飯であっても、丁寧な食事をしながら、何がご馳走なのかを考えるきっかけになっていただけると嬉しいです。
決して贅沢である必要はありません。
 
 
↓) 膳の写真を撮り忘れたので、お出しした物と同じ水茄子をまた買ってきて、自宅で写しました。
瑞々しく美味しかったです。
 
 
 
まずは第一回をスタートさせ、やれやれ。
普段短い時間でしか稽古をしていない方にとっては、きっとお疲れになったことでしょう。
ただ、お茶は短い時間の細切れの部分稽古だけをしても、なかなか一つの世界観で全体を見ることはできません。
また、亭主の稽古をしなければ客はできず、客の稽古をしなければ亭主もできません。
どちらも互いを写す鏡であり、駆け引きし合いながらお茶事は進んでいきます。
どの役回りもまだまだヨチヨチ歩きですが、早く楽しいお茶事ができるよう取り組んでまいりましょう。
 

この俵図のように、実り豊かな会となりますよう、次回ご参加の皆様、よろしくお願いいたします。
 
 
 
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《 シュミネ 茶道教室 》

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(裏千家: 西田 宗佳)

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