「パパ、すっごく楽しみにしていたのよ。

昨日なんて興奮して寝れないとか言っちゃって。」



「はぁ?もう子供でもあるまいし。

あれ、そーいや裕樹は?」



裕樹とは、私の弟。



私とは逆に、どこか冷めている弟。



「あぁ、裕ちゃんは今日は、

どっか泊まりに行ってるのよ。

女の子じゃないみたいだけど。」



「ふーん。

相変わらず女っ気のないコ。」



「愛ちゃんとは違ってね?」



「ちょっと、ママどういう意味よ?」



「あはは、冗談冗談。」



まぁ、確かに私は、自分でも自覚するほど、

イケイケな女子高生だった気がする・・・。



今のこの清楚キャラが嘘みたい・・・。



「ただいま。

おっ、愛子帰ってるのか。」



ほどなく、パパが帰ってきた。



「おかえりパパ。」



「おぉ、おかえり愛子。」



大きな体で現れたパパは、

いつまで経っても変わらない、

優しい表情で話しかけてくれた。



「パパ、どこ行ってたのーママ置いて!」



「ん?ちょっとタバコ買いに。」



「タバコ、まだやめてなかったの?」



「今はそれしか楽しみがないのよねーパパ。」



ママが見えない所から口を挟んだ。




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さすがに加奈も真奈も、

後部座席のチャイルドシートで眠っていた。



そのまま、実家の方へ向かった。



夜になると、東京では星など見えない。



正直な話、結婚をして、あの町に行った時、

あぁ、これが満天の星空というものなんだと、

感動した事を覚えている。



東京は、人が住むには難しい街なのかもしれない。



物価は高いし、人は多いし、危険も誘惑も多い。



でも、私は大好きだった。






「あぁ、おかえり愛ちゃん。」



「ママ、ただいま。」



「あら、さすがに寝ちゃったんだね?二人とも。」



「そう思うんなら手伝って!」



私は加奈をおんぶし、真奈を前で抱えて家に入った。



着いたのは、東京のはずれにある、私の実家。



まったく、いつの間にこんな重くなったんだろう、

特に加奈をおんぶなんてしたのはいつぶりくらいだろう。



「もうすぐパパが帰ってくるけど、

ご飯は何を食べようか?

愛ちゃん、何がいい?」



「何でもいいよー加奈も真奈も寝てるし。

ママとパパが食べたい物食べなよ。」



「そうねぇ、愛ちゃんが来てくれたんだし、

お寿司でも頼もうかしらね。」



加奈と真奈をお布団に寝かせながら話した。



ママの声に、本当にホッとする私。




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そんな気持ちのまま、12月27日を迎えた。



「加奈、真奈、お腹空いてない?」



「大丈夫ー。」



「真奈、大丈夫!」



「真奈、本当に空いてない?

これからいっぱい車に乗ってなきゃいけないよ?」



「大丈夫!」



「そっか。じゃあ行こっか!」



昨夜の内に着替えなどをまとめたりと、

事前に準備をしてきた。



佐久間さんは、終始納得のいかないような表情だったけど、

私は気にせず準備を進めた。



高速道路でおよそ五時間。



私の地元は、東京である。



東京に入りしばらく走ると、高層ビルやマンションが立ち並び、

緑は一切というほど、なくなる。



今住んでいる町では二車線の道路すら珍しいのに、

首都高速道路から見下ろす街道は、

四、五車線が当たり前になっている。



この風景が出てくると、この上なく、

私は落ち着く。



同時に、子供のようなわくわく感すら出てくる。




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「結婚した事に。」



「無いよーほんの少しも無いよ。」



「だよねぇ。

あかねちゃんのとこ、本当に仲いいもんね。」



「愛ちゃんのところも十分仲良く見えるけど?」



「私がそう見えるように頑張ってるの。」



「大変なんだねぇ。」



「あんまり思ってないでしょ。」



「わかんないもん。

うち、仲いいから。えへへ。」



「んもー本当に憎たらしいんだから。」



「あはは、そういえば愛ちゃんさ、前に話したい事が

あるって言ってた事なかったっけ?」



それは、すぐに正人の事と分かったけど、

私は話すのをやめた。



「あぁ、何だったかなぁ、忘れちゃった。

大した事なかったんだよ、きっと。」



確かにあかねちゃんには何でも相談してきたけど、

さすがに正人の事は言えないと思った。



帰ってからも、やはり気持ちの晴れない私。



このまま、誰にも言えないのかな。



かと言って、この町で隠しきれる自信も無いし。




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「あかねちゃんは?」


「あたしは、30日に行くよ。」


「そっかぁー静岡だっけ?」


「うん。」


あかねちゃんは、この町で生まれ育っていて、
旦那さんの実家が静岡にある。


「いいなぁ、優しいよね、太一さん。」


「佐久間さんは優しくないの?」


「だってさ、普通静岡から来ないでしょ?
私みたいに嫁いでくるのが普通じゃん?」


「あぁ、あたしが地元に帰りたいって
言ったら、あっさり来てくれたんだよね。」


「もーのろけちゃって。
佐久間さんは絶対やらないよ、そんなの。」


「そうかなぁ、愛ちゃんの事、すごく大事に
してるようにしか見えないけど?」


「見えるだけだよ。
私、結婚してすぐに離婚したかったもん。」


「あ、問題発言。」


「でも、あかねちゃんに会えたのが、
せめてもの救いだったんだよ。」


「あら、嬉しい。」


「ほんとなんだよー?」


「ありがと。嬉しいよー。」


「あかねちゃんはさ、後悔した事ないの?」


「何を?」



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