その夜、私はママのお言葉に甘えて、
東京の街へ出てきていた。
そして、待ち合わせの居酒屋へ向かった。
信じられない程の人間がいると、
帰ってくる度に思う。
だからこそ、結婚するという事は、
すごいなぁと、つくづく思わされる。
「愛ちゃん!」
居酒屋が見えた途端、手を振る女性が私の名前を呼んでいる。
「あき~お待たせ!ごめんね、待ったよね?」
それもそのはず、私から時間指定をしたにも関わらず、
30分近く遅刻していた。
「どうせショーウィンドウに見とれてたんやろ?」
「あ、やっぱり分かる?」
「当たり前やん。
さ、はよ中入ろ!」
「うん、私早くビール飲みたいよ!」
あきは、私よりも年上で、32歳である。
でも、見た目でそれが分かる人は少ない。
モデルのようなスラっとした体系に、可愛い顔、
しゃべればおっとりで、相当モテる。
あきは、私のただ一人の、親友だった。
学生時代、グレた私に、普通に接してくれたのはあきだけだったし、
どんな事でもちゃんと話を聞いてくれた。
だから私も、あきには何でも話した。
結婚をする時も、あきが最後に一押ししてくれて、
結婚に踏み切ったくらいだった。
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