佐久間さんがどこへ行くのかは、実は分かっていた。



元カノに会いに行く、という事を。



佐久間さんは、私と付き合う前に付き合っていた彼女とは、

親友だと言うのだけど、

唯一、私に紹介しない人物でもあった。



帰省すると、必ず会いに行く。



多分本当に何もないんだろうけど、

正直な話、私には何かあってもなくてもどっちでも良かった。



それは、結婚した当初から変わらない気持ちでもある。



やはり、女性の意見を聞きたくなる時もあるだろうし、

佐久間さんの事をよく分かっているからこそ、

本人も何でも話せると思うし。



こんな事を思っているから、

いい奥さんだの、理解ある奥さんだの言われてしまうのだろう。



昼間はママと加奈と真奈と出掛けた。



今年も終わりというのに、街の中は普段とさほど変わらず、

閉まっている店を探す方が難しいくらいだ。



これが当たり前と思っていただけに、

あの町の静けさを見たときは本当に辛くなった。



「ママ、私ちょっと雑貨屋さん行きたいんだけど、

あの店狭いから、二人見ててくれる?」



「あぁ、愛ちゃんの好きなお店ね。

いってらっしゃい、ママ達はあそこでお茶してるわ。」



「うん、ありがとう。

加奈、真奈、ちょっと待っててね。

愛ちゃん、すぐに帰ってくるから。」



二人は笑顔でうなずいた。



三階建ての店内には可愛い系の物、

アンティーク的な物、高価な物から安価な物まで、

狭くも見やすく商品が並べられているこの雑貨屋さんは、

高校生の時によく通った店だ。



パパにライターを買いに来たのが目的だった。



パパにコンビニのライターは似合わない。



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すっかり酔っ払ってしまったが、
ちゃんと電車には乗れそうだった。


次、あきに会えるのは九月か。


今の今まで一緒にいたのに、
もう会いたいと思う。


私には、昨日とは明らかに違う感情が
芽生えていた。


正人に会いたい。


別に、何かを期待するわけでもなく、
ただ何となく、会いたいって思った。


私がこんな事をしている間にも、
正人はきっと一生懸命働いている。





それから数日、佐久間さんが来た。


顔を見た途端、不快に思った。


この人と一生一緒にいると考えると、
仕方ないとは言え、辛いとすら思った。


加奈と真奈に会わせてもらった事には、
感謝はしているんだけど•••。


「あれ?出掛けるの?」


まさか昼間とは言え、大晦日に出掛けるとは思ってもみなかった。


「うん、ちょっと。
夜には戻るから、加奈と真奈、頼むな?」


「うん、わかった。
気を付けてね。」


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「は?年下!?」



「・・・そうなの。」



「・・・どうしちゃったん?

おじさんキラーの愛ちゃんが・・・。」



「やめてよあき、響きが悪すぎだから!」



「否定しぃよー。」



「だって、事実なわけだし・・・。」



「まぁなぁ、しょうがないね、やっちゃったもんは。

にしても21かぁ。」



「あきと同じくらいに見えるよ、

変に大人びてるっていうか、しっかりしてるから。」



「好きなん?」



気付いたら、あきはものすごい前のめりになっている。



あきはこういう話になると、昔からすっごく突っ込んで尋問してくるせいで、

過去の事も全て打ち明けるハメになった。



「そういうんじゃないけど・・・。」



「気になるわけやね。」



「・・・。」



黙ってうなずく私。



もはやビールのせいなのか、恥ずかしいのか、

どっちが原因か分からないくらい顔が赤いのが自分でも

よく分かった。



「私、相変わらず最低だね。」



「愛ちゃんは愛ちゃんやろー。

逆に、そうじゃなくなった時が恐い。」



「もう、あきってば!」



やっぱり、あきには言えてしまった。



そして、知られた事を後悔すらしない。



それから終電近くまで、

私はあきの尋問から逃げる事は出来なかった。



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「そうなんや、大変やね。

家は何にも変わらへん、大事にされてるよ、私。」



「いいなぁーあきは平和で。」



「愛ちゃん、どーせまた変な男に捕まっとるんやろ?」



「変な男じゃないよー。」



「あ、男は否定しんのや?」



「もーあきのばかっ!」



さすがはあき、何でもお見通しか・・・。



そう、私は以前にも不倫をしていた。



それも、一人や二人ではない。



私という人間は、本当に押しに弱く、

結婚していると言っても諦めない男には、

もうどうにも出来ない自分がいる。



私の中の、一番嫌いな私。



あきは、そんな過去の事ももちろん、

全てを知っている。



それでいて、私を軽蔑もしなかったし、

むしろ色んな事を心配さえしてくれた。



「違うんだよ、あき。

今回は、本当にそんなんじゃないんだけど・・・。」



「どうせまた押され押されで断れず・・・ちゃうの?」



「それが、全くといっていいほど、押してこないのよ。」



「何やそれ、愛ちゃん女として見られてないだけやろ。」



「んーでもすっごい優しいし、

まるで恋人に接するかのような話し方をするし、

何かよく分かんなくて。」



「へぇー、いくつなん?」



「21・・・だったっけ。」



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「ほんっとに会いたかったよ、あき。」



「私も会いたかったわ。

東京も恋しかったし。」



「何年くらいだっけ?」



「んっと、ちょうど二年かな。」



「ずっとカリフォルニアにいたの?」



「うん、そうやね。

やっと帰ってこれたから、やっと式挙げられるよ。」



「入籍してすぐだったもんね、太一さんの転勤。」



「転勤て、海外なんて聞いてなかったからなー、ビックリしたよ。

愛ちゃん何にも連絡くれへんし。」



「だってー国際電話高いからって佐久間さんに怒られるし、

私パソコン使えないんだもん。」



「え、愛ちゃんまださっくんの事、佐久間さんて呼んでるの?」



「そうだよ?」



「あんたも佐久間さんやん。」



「みんなに言われる。

でももうこれは直らないよ、一生。」



「はぁー、一生ねぇ・・・。

最近は仲良くやってんの?」



「仲良かった時なんて一瞬も無いって。」



「相変わらずやな。

さっくんかわいそうやん、愛ちゃんの事、

めちゃめちゃ好きやし。」



「最初だけだよーあき。

今なんて超亭主関白ちっくで嫌になるよ。」



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