封筒を開けるとき、
はさみを使えばキレイに切れるのに、
はさみを取りに行くのが億劫で、ついつい手で開封し、
開け口がビリビリになってしまった…
そんな経験、
どこの国の誰でもしてることですよねぇ。きっと。
そして、
「ああ、もうちょっとキレイに開けられたらなぁ」なんて思うのですが、
一般人は封筒革命を起こそうなんて、考えもしない。
でも。
ならば、はさみ無しでキレイに開けられる封筒を実現してみましょう!
とばかりに、
ホンマに封筒革命が起こってしまうのが、
この島国です。
ゆうちょ銀行から来た封筒、
ん?開け口がある?
お~!!!
たかが封筒にでも、
ユーザーの利便性アップに努める、この気配り。
凄いです。
世界中に拍手してほしいなぁ。
ただ、
「べつにそこまで、やって欲しいとは思ってないのよ」
という国が多くあるのも事実。
気配りの押しつけも、よくはありません。
そういえば、
今日スーパーに行ったとき、担当のレジさん、大陸の留学生バイトらしき方でした。
週末の買いだめやったので、バスケット二つ分買うたんですが、
「二つとも、お客様のですか?」
という日本語を聴いて、
大陸の香りがしました。名札を見ると、”大陸的”お名前でした。
「ほほう、日本のスーパーでバイトしてはるんやな。」
手つきも、日本人主婦バイトには遠く及ばないですが、
まあまあ、固いもの、重いものから順に、
立てられるものは立てて、スキマの無いよう、スキャンしながら
清算済みの籠に入れていってくれはりました。
ところが、
得意の立て入れ、血や水分のある、お肉やお魚の切り身もすべて
同様に立てはるので、思わず中国語で
「水が出てきちゃうよ」
と言ってしまいました。
バイトさんは、はっとして、
「す、すみません!」と、日本語で対応、
”立て入れ”改め、”平入れ”に。
”封筒”と”立て入れ”と、
バラバラの話題になってしまいましたが、
要は、
お客のどこに気配りしているのか、
痒いところを掻けているか意識するって、大変なこと。
そして、
この国では、それを徹底的に追求し、
消費者は徹底追求されたサービスを享受することに慣れている、
そういうこと。
だ・か・ら
海外に行ったとき、
「この国のサービスはなってない!」
なんて怒るのではなく、
日本の気配りの凄さを賞賛しましょ。

