今日は今年初めての、
D老師との中国語レッスン。
年末年始の宿題で、作文を提出したところ、
いろいろ直されてしまいました。
そこで、「おおっ!?」と感動した点をひとつ。
「日本や新加坡では●●でした。そして、その国の状況は…。」
日本語でもほかの言語でも、
おなじ文章や段落中に、名詞の重複を避けるために、
「代名詞」を使いますね。
日本語でいう、「私、あなた、彼、彼女、あれ、それ、これ、あの、その、この…」など。
中国語では、
・彼=他(ター)
・彼女=她(ター)
・(動物などの)それ=它(ター)
と、すべて発音は同じ「ター」ですけど、漢字は区別しますねん。
で、ウチは上記赤字例文の「その国」の部分を、
三番目の”它”と書いたところ、D老師から
「国を指すときの代名詞は動物の”它”じゃないわ。
女性と同様、”她”なのよ。」
と、指摘されてしまいました。
へ?国が女性?
日本語には女性名詞や男性名詞といった区別もなく、
「彼」や「彼女」というのは英語のheや sheといった代名詞というよりは、
むしろBF、GFの意味ですよねぇ。
訳の間違い、というよりは、
日本人には代名詞の”性”の感覚がない、っちゅうことに気づきました。
そうかぁ。
中国も基本的に女性名詞・男性名詞という区別はないけど、
国は「母なる大地」なんやぁ。
だから、国の代名詞は”她”(ター)なんや~
「母国」
「母語」
確かに、そうなのかも。
国は女性。
そうやとすると、
この広大な土地、巨大な人口をかかえるこの女性は、
肝っ玉母さんなんやなぁ~。
なんて、勝手に思ってしもたりして。