母なる国? | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

今日は今年初めての、

D老師との中国語レッスン。


年末年始の宿題で、作文を提出したところ、

いろいろ直されてしまいました。


そこで、「おおっ!?」と感動した点をひとつ。


「日本や新加坡では●●でした。そして、その国の状況は…。」


日本語でもほかの言語でも、

おなじ文章や段落中に、名詞の重複を避けるために、

「代名詞」を使いますね。

日本語でいう、「私、あなた、彼、彼女、あれ、それ、これ、あの、その、この…」など。


中国語では、

 ・彼=他(ター)

 ・彼女=她(ター)

 ・(動物などの)それ=它(ター)

と、すべて発音は同じ「ター」ですけど、漢字は区別しますねん。


で、ウチは上記赤字例文の「その国」の部分を、

三番目の”它”と書いたところ、D老師から

「国を指すときの代名詞は動物の”它”じゃないわ。

女性と同様、”她”なのよ。」

と、指摘されてしまいました。


へ?国が女性?

日本語には女性名詞や男性名詞といった区別もなく、

「彼」や「彼女」というのは英語のheや sheといった代名詞というよりは、

むしろBF、GFの意味ですよねぇ。


訳の間違い、というよりは、

日本人には代名詞の”性”の感覚がない、っちゅうことに気づきました。


そうかぁ。

中国も基本的に女性名詞・男性名詞という区別はないけど、

国は「母なる大地」なんやぁ。

だから、国の代名詞は”她”(ター)なんや~


「母国」

「母語」


確かに、そうなのかも。

国は女性。


そうやとすると、

この広大な土地、巨大な人口をかかえるこの女性は、

肝っ玉母さんなんやなぁ~。

なんて、勝手に思ってしもたりして。