路上修理工おじさんとの再会 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

家族一同休暇に入り、

お昼は「日式拉麺」(日本風ラーメン)のお店で

お腹を膨らませ、ちょっと幸せな気分になってました。


ラーメンっちゅうもんは、

もともと中国のモノのようであっても、

日本で独自の進化を遂げた(?)ようで、

あっさりしょうゆ味のラーメンも、

コクの有るみそラーメンも、

そして、

ちょっとカロリーの気になる豚骨ラーメンも、

中国の味とはちゃいますねぇ。


にもかかわらず、

この国で豚骨ラーメンを食べられる。

幸せなことですわ。


で、その後、ウチは一旦出直して、

またまた自転車を押して、路上修理工のオジサンを探しはじめましてん。


上海の午後3時半の気温は5度。

ただ、風が強く、海に近いので多少の湿度があるため

(とはいえ、30-40%ですけど!)

体感温度は0度。

自転車を押す手が凍えそうでした。


一度、タイヤに空気を入れてもうたことのあるオジサン、

この辺りやったかな~と、キョロキョロすると、

「お!」

互いに目が合いました。


「ニイハオ!この自転車、またお願いできますか?」

「どれどれ…好!」

と、オジサンの「ポジション」まで

自転車を押していってくれはりました。


待っている間も、北風ピープー、

ホンマに寒い。

ウチは美味しいラーメン頂いて、

お腹も満足してますけど、

このオジサンは一日中外で、

カラダも冷え切ってはるんやろなぁ…

なんて考えてると、


「なあ、あんた、前に来た日本人やろ?

ワシは、年とったし、よく忘れるようになったけど、

アンタのことは覚えてるで~。

まだ頭は働いてるなあ。」

と、焼けた顔に白い歯をのぞかせて笑ってはりました。


「お!このねじも緩んでる!」


と、あちこち悪いところはないか、

寒い路上で、

冷え切った鉄の塊、

自転車をアチコチ素手で触って

確認してくれはりました。


合計、5元。(60円。)


「オジサン、謝謝、良いお年を~!」

「また何かあったら、いつでも来てや~!」

「再見!!」


ほんまに、おじさん、良いお年を。


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