家族一同休暇に入り、
お昼は「日式拉麺」(日本風ラーメン)のお店で
お腹を膨らませ、ちょっと幸せな気分になってました。
ラーメンっちゅうもんは、
もともと中国のモノのようであっても、
日本で独自の進化を遂げた(?)ようで、
あっさりしょうゆ味のラーメンも、
コクの有るみそラーメンも、
そして、
ちょっとカロリーの気になる豚骨ラーメンも、
中国の味とはちゃいますねぇ。
にもかかわらず、
この国で豚骨ラーメンを食べられる。
幸せなことですわ。
で、その後、ウチは一旦出直して、
またまた自転車を押して、路上修理工のオジサンを探しはじめましてん。
上海の午後3時半の気温は5度。
ただ、風が強く、海に近いので多少の湿度があるため
(とはいえ、30-40%ですけど!)
体感温度は0度。
自転車を押す手が凍えそうでした。
一度、タイヤに空気を入れてもうたことのあるオジサン、
この辺りやったかな~と、キョロキョロすると、
「お!」
互いに目が合いました。
「ニイハオ!この自転車、またお願いできますか?」
「どれどれ…好!」
と、オジサンの「ポジション」まで
自転車を押していってくれはりました。
待っている間も、北風ピープー、
ホンマに寒い。
ウチは美味しいラーメン頂いて、
お腹も満足してますけど、
このオジサンは一日中外で、
カラダも冷え切ってはるんやろなぁ…
なんて考えてると、
「なあ、あんた、前に来た日本人やろ?
ワシは、年とったし、よく忘れるようになったけど、
アンタのことは覚えてるで~。
まだ頭は働いてるなあ。」
と、焼けた顔に白い歯をのぞかせて笑ってはりました。
「お!このねじも緩んでる!」
と、あちこち悪いところはないか、
寒い路上で、
冷え切った鉄の塊、
自転車をアチコチ素手で触って
確認してくれはりました。
合計、5元。(60円。)
「オジサン、謝謝、良いお年を~!」
「また何かあったら、いつでも来てや~!」
「再見!!」
ほんまに、おじさん、良いお年を。
