新加坡から上海に来て、
日本がもの凄く近くなりましたけど、
最近、また日用品を見て、つくづく再認識してますねん。
例えば…
◆1.食品用ラップ
新加坡では、安いアメリカ製やオーストラリア・NZ製のを買ってました。
初めは、「薄いし、切れにくいし、使いにくい…」と思うてましたけど、もう慣れてました。
こっちに来て、中国製ですけど、日本の○○化成社のを使ってみますと…
「分厚い!丈夫!切れやすいように、くっつかないように箱の工夫までしてある!!」
と、つまらないようですけど、毎日のことやさかい、エライ感動してますねん。
◆2.トイレ・洗面の陶器
新加坡では、欧州ブランドのお洒落なものでも、イマイチ水の流れを意識していない作りのものが多く、
(ちょっとすみません)便器や洗面所の洗い場などは、結構洗剤を使って、しょっちゅう掃除してましたわ。
そやけど!
こっちに時々ある、日本のあの、かなり有名な陶器のブランドのを使わせてもろたら、
水の流れ方のスムーズなこと!汚れ方の少ないこと!
便器(またダイレクトでスミマセン)や洗面所の形をしていればよい、というだけでなく、おそらく形や表面加工も、
物凄く計算され尽くしているんでしょうねえ。素晴らしい。
◆3.ふりかけや、補充用シャンプーの袋の「開け口」
日本のものは、どこまでも顧客志向ですねえ。
はさみがなくても切れるよう、切り込みが入っていたり、「どこからでも切れます」加工があったり。
いやあ、日本のものづくりは、(以前にも言いましたけど)改めて、凄いわ、と思いますわ。
そやけど、
作るほうは、こんなに顧客志向やのに、売るほうはあんまり顧客志向が徹底できてへんような…。
日本ではイマイチ、マーケティングがお得意やおまへんねえ。
日本人の「謙虚さ」が裏目に出てるんでしょうかねえ。
ええもん作ったら、上手に売り込んで欲しいですねえ。