ささやかな反抗 | 自然の力はプライスレス

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まりんとの生活っぷりなどなど。

今日は町田の、山を切り崩した現場での育成訓練会に参加した。

22日の試験の予習なので、服従試験の模擬も行われた。

まりんは、最初に捜索訓練、次に服従訓練の順番だった。

捜索訓練は、誰にも止められない、エネルギー爆発のトップスピードで谷間へと駆け下りて行き、あっと言う間に人間を発見、アラート。
先生方も舌を巻くような集中振りだった。
全部探し終わっても、もう一人何処かに居るはずだと探しに行きたがっていた。

本当によくぞここまで成長してくれた。得意げ


続いて服従模試。

油断していた。

前回の服従試験では、休止が出来なかったので、そればかり練習していて脚側歩行をおざなりにしていた。

最初が、唯一の欠点と考えていた伏臥と休止。

これが何と、一歩も動かず15分位じっと待っていたのだ。
隣では別のペアが脚側歩行したり障害物を越えていたりしていたのに、まりんはちっとも誘惑されず、ただ眺めていてくれた。

あの、2分でピーピー泣いていたまりんはもうここには居なかった。。゚(T^T)゚。
嬉しかった。

ここで私は一つ目のミスをしたようだ。
まりんを褒めるのを忘れ、ご褒美も上げず、付いて来て当然とばかりに次のスタート地点までまりんを引っ張ってしまった。

次は脚側歩行。
前回の試験と同様、クランクの印し沿いに歩いて、Uターンして戻ってくるというもの。
後へ、と言ってスタート。

私は、もたつくまりんをクイクイ引っ張りながら先へと急いだ。
これが二つ目のミス。

まりんの反抗心が、次の脚側停座で噴出した。

私は持っていたリードを外して隣のまりんに「座れっ」と命じた。
自由が彼女のものになった途端、すぐには座らず、「はぁ?何で? ち、しょうがねーなぁ」と耳を後足で掻きながらふてぶてしくヨッコラショと座った。。。(・・;)

次に2メートル離れた所から「伏臥っ」と命じた。
まりんは、つまんない、やってらんない、と言わんばかりに耳を後足で掻いたりお尻を舐めたりして、渋々嫌々をアピールしながら伏せをした。orz

私は段々頭に血が上っていった。
試験官になるかも知れない人達の前で恥を掻かせられた気分になってきた。

いつもは出来る不安定な板を渡る事も、地上2m位の橋を渡る事も拒絶してくれた。

まりんは引っ張られた腹いせに、従わない、やらないという彼女が持つ唯一の自由を行使して来たのだ。

うっかりしていた。 まりんは強制すると反抗する自尊心の塊りだという事を忘れていた。


午後の補習時間。

私はおやつを出し、いつも通りの雰囲気でおやつをちらつかせながら服従試験科目をやり直した。

。。。まりんは楽しそうに全てをこなしやがった。。。ガーン

コイツむかっ

まったくもーーーメラメラ

本番では、こんなミスは犯さないように気を付けよう。。。

頼むよっまりん。