近所の公園で時々会うシェパードのルーク。もうすぐ2歳のオス。
先住犬シーズーと暮らしているので、犬をまるで知らないわけではない。
パパ曰く、シーズーには甘える可愛い弟分なんだとか。
警察訓練所にも通っているので、無法者でも無い。
なのに、向こうからすれ違って通り過ぎる犬は全て許せない。
オスだろうがメスだろうが関係無い。
ゾンビのように真横に飛んで来て白目と牙を剥き出しながら吠えまくる。
まりんにも例外無く飛び掛って来た。
まりんは勝てもしないくせに飛び避けながらも応戦して吠え返した。
ラブラドールは犬を噛むという発想が無いので吠えるだけ。
年上のメスに対して吠えるとは何事だ、年下なんだから礼儀をわきまえろと説教吠えをしている。
ルークパパ「すみません。どうしても通り過ぎる犬に対してはこうなってしまうんです。シェパードは2代目なんだけど、こいつはどうにもやんちゃが過ぎる。」
私は、まりんを下がらせママに任せなさいと黙らせた。
ルークにそっと手を出したら人間には上手に甘えてきた。
何回か、散歩中に会う度に、ルークにまりんを馴染ませようと、5分、10分立ち止まるのだが、ルークはまりんと馴染むどころかゾンビ吠えを繰り返すだけだった。。。
いったい何が彼をこうさせているのだろう。。。不思議だった。
訓練所で出会ったシェパードのリン。8ヶ月のメス。
ルークと出会った後、リンと知り合った。
彼女もまるでルークのような反応をした。
小柄なあどけない顔が一変して、鼻にしわを寄せ、白目と歯を剥き出してゾンビ吠え。。。
リンママは、
家には何匹も犬が居るし、黒ラブの友達も居るので、犬と遊べない訳じゃないんです。
ただ、初対面の犬やオスに対してどうしてもこうなってしまうんですよ。。。との事。
まだ一歳にも満たない子が、相手の力も確かめずにいきなり飛び掛ったらリンの身が危険だ。
シェパード同士だったら殺されかねない。
なぜ、最初に相手を確かめる匂い嗅ぎや挨拶が出来ないんだ。。。と不思議だった。
今日、訓練中にシェパードのレオ(もうじき4歳)のパパに話を聞いた。
私「シェパードはどういう時に、すれ違う犬に飛び掛るような事をするんでしょうか?」
レオパパ「あー。。。それは社会性が築けてないんだよ。パピーの頃の予防接種の時期に3ヶ月間きちんと外に出さない犬がそうなってしまうみたいだよ。プロの訓練所ならそれを治す方法も有るんだけど、一般家庭では難しいだろうね。」
プロの訓練所で育てられたラド(シェパード♂2歳)は非常に繊細で、かなり外的刺激に敏感だ。
ビクビクしてるように見える。
たとえ飛び掛らなくなっても、無邪気な明るさは無くなってしまうらしい。
ジョーカーもジルも指の動き、人の気配に敏感だし。
彼らも生後6ヶ月近くまでは外に出してもらって無いのだろう。
パピーの頃の予防接種期間に外の誰にも会わさないという事は、犬の一生を台無しにしてしまう事を思い知らされた。orz