噛んで放さない場合 | 自然の力はプライスレス

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まりんとの生活っぷりなどなど。

最近武蔵家に引き取られたワイマラナーのジル。4歳のニューハーフ。

転々と住む場所を変えてようやくここに来た。

服従トレーニングはきっちり入っているようで、脚側歩行は見とれてしまう。

だが、神経質で内弁慶だから、この人と決めた人としか遊ばないし、他の人とは距離を保つ。
ラブ軍団の遊び方に慣れた私にはずっと近寄らなかったし、私が近寄ると磁石の様に離れていた。

一緒に公園で遊ぶようになって2ヶ月目、ようやく私の手に鼻を付けてつんつんと挨拶してくれるようになった。
これから徐々に仲良く慣れたら良いなと思っている。


昨日の晩、ジルはクチャクチャしていたボールを千切り始めたので、人間達が総出で取り上げようとした。
ジルは死んでも放すものかとギッチリガッチリ口を閉ざしてしまった。
仕方が無いので、一人が馬乗りになり、私が口に手を突っ込みこじ開けた。
ホッとしたのもつかの間、落ちたボールを再度取り返し、ジルは突っ伏せてボールを千切り続けた。
クロさんのママが、今度は柔和作戦を取り、撫でながら口におやつを突っ込んで、隙を突いてボールを取り上げた。

ジルは芯では人間を信頼していない事が露呈してしまった。
武蔵のパパママがジルの信頼を得るのはまだまだ先になりそうだと悲しくなった。


噛んだものを絶対出さない犬は時々見かける。 オスに多いがメスでもたまに居る。
共通点は、
唸られた人間が、びびって犬を放してしまっている
仕方が無いなぁと諦めて許してしまっている
などだろうか。

これがまりんだったら私は絶対許さない。
唸ろうが何しようが、噛んでみろよと手を突っ込んでこじ開ける。
幸いまだそんな事は起きていないが、私はまりんに噛まれる事を恐れてはいない。
噛まれる事を恐れてはいけないと思って接している。

保護者なら、是非その覚悟で犬と付き合って欲しい。