3月30日 走った距離は裏切らない | Mizuki Ashiya

Mizuki Ashiya

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人間万事塞翁が馬 人生思い通りに行かないけれど 走った距離は裏切らない


と何度かブログに記載した。


この言葉は、自分で創作したわけでなく、単に格言と本で読んだいい言葉を付け合わせただけの文章。



言葉を独自に解説すると


■人間万事塞翁が馬~  格言 災い(禍)と福は全く予測できないもの 不幸か幸かはすぐにはわからない だから、一喜一憂せずに長い目で見て判断すべき  という意。

■人生思い通りに行かないけれど~ 個人的に、人生思い通りに行った と言う人を見た事がない。

■走った距離は裏切らない~ 2011年11月29日 の日記 で 野口みずき選手の座右の銘 として紹介したもの。 おそらく、野口みずき選手がオリジナルで作った言葉ではなく、マラソン界で昔から言われてきた言葉だと思う。

走った距離は裏切らない は別にマラソンをした距離 ではない。一生懸命努力した時間は裏切らない とか 真面目に生きてきたその姿勢は裏切らない と伝えたいのだと思う。

努力してすぐに結果に表れる人もいれば、そうでない人もいる。
すぐに結果をが出た人はとてもうれしいだろうが、結果が出た事がいいことなのか。人生80年生きるとしたら、「あの時いい結果が出て嬉しかったけど、長い目で見れば、良いことだったのかそうでないのかよくわからない」ということがあると思う。

努力しても不幸が続く人だって、なかなか結果が出ない人だって、因果応報  禍福は糾える縄の如し 苦は楽の種 という言葉の通り、いつかその努力が実になるはず。それを信じて生きていた方が、苦労のない生活を送っている人間より、余程人間らしいし、生き甲斐があると思う。



先日3月25日にフルマラソンの大会に出場したが、走っている最中10km地点で、「走った距離は裏切らない」 という横断幕を掲げた男性二人組がいた。
嬉しくなり、走りながら 「その言葉格好いいね」と伝えた。

そしたら、20km地点でも自転車で先回りして、その横断幕を掲げていてくれた。
また、「いいねー」と声をかけたら、30km地点でもその横断幕があったので、また声をかけた。


足や腕の故障であんまりいいタイムを狙わずに、地道にタイムを稼ごうと慎重に慎重を重ね走ったところ、なかなかの結果が出た。
災い転じて福となす 怪我の功名 と言うように、アクシデントがあっても、逆にそれがいい結果につがなるかもしれないし、そのいい結果が人生という長いスパンでとらえた時に、本当に良い事だったかっどうかはすぐにはわからない。



走った距離は裏切らない 自分は悟っているわけではないけど、多少大袈裟だけどこれは真理に近いかもしれない  


                             気がする。