動物園。
ゲーナ:
チェブラーシカ、
初めて動物園の中に入ってみてどうだった?
チェブラーシカ:
とっても楽しかった!
ゲーナ:
それはよかったよ。
ここにはいろんな動物が働いているからね。
ワニにキリンに、サルにクマに、それから・・・
チェブラーシカ:
レフチャンドル!
ゲーナ:
ああ、そうだね。
レフチャンドルもライオンとしてここで働いているんだった。
同じ動物園で働いていたのに知らなかったなんて、
私は少し恥ずかしいよ。
チェブラーシカ:
でももう友だちだよね。
ゲーナ:
ああ、友だちだ。
チェブラーシカ:
ねえゲーナ、
あのクマさんと門番さんも友だちかな?
ゲーナ:
うーん、どうだろうね・・・
クマさんは門番さんの鐘の音が嫌いなようなんだが・・・
でも、きっといい友だちになれるような気がするよ。
ワニのお仕事。
チェブラーシカ:
ねえゲーナ。
ゲーナは動物園で働いてるんだね。
ゲーナ:
ああそうだよ、チェブラーシカ。
ワニのお仕事をしているんだ。
チェブラーシカ:
ワニのお仕事って、どんなことをするの?
ゲーナ:
ワニの生活をありのまま見せるんだよ。
ねそべったり、新聞を読んだり、
たまに池の中に入ったりしてね。
それから大事なことがもう1つ。
チェブラーシカ:
もう1つ、なあに?
ゲーナ:
それは、カメラを向けられたら止まってポーズをとること。
いい写真をとってもらうのも、ワニの仕事なんだよ。
チェブラーシカ:
そうなの。なんだか大変そうだね。
ゲーナ:
ああ、確かに少し大変だけど
ワニの仕事は天職だと思ってるんだ。
だってなんといっても、私はワニだからね。
チェブラーシカ、よかったら明日
私が働いてるところを見に来るかい?
チェブラーシカ:
うん!
静かな1日
チェブラーシカ:
ねぇゲーナ。
ゲーナ:
なんだい、チェブラーシカ。
チェブラーシカ:
なんだか今日は静かだね。
ゲーナ:
確かにそうだね。
もしかしたら、お家の中で本を読んだりして
みんなゆっくりと過ごしてるのかもしれないね。
チェブラーシカ:
新しい年になったから、
みんなどこかに集まって
「バンザーイ」ってしてるのかもしれないよ。
ゲーナ:
確かにそうかもしれないな。
どこかの広場に集まっているのかも。
チェブラーシカ:
ゲーナ、
ぼくたちもどこか出かけようよ。
ゲーナ:
そうだね。
どこに行こうか、チェブラーシカ。
チェブラーシカ:
うーん・・・みんなが集まってるところ!
ゲーナ:
じゃあ散歩しながら探してみようか。
でもその前に、
お茶を飲んで身体を温めておこうね。
チェブラーシカ:
うん!