新春の初釜を迎え
共感したり、菓子が分解されてたり
驚き もちのきでした。
茶の湯ですから
粋にいきたいものです。
今回は「結び柳」のお咄です。
皆さんの先生にもぜひ
と同じように
結び柳の由来を聞いてみましょう!
「結び柳」は
「綰柳」わんりゅう とも呼ばれています。
綰 わがねる、
つまり曲げて輪にするという意味
からきています。
メチャメチャ わがねるのに
苦労しますが💧
「結び柳」は
旅立つ人を見送る際に、再会を期し
柳の枝と枝を結び合わせた
古代中国の風習に由来すると
先達の茶人は伝えております。
唐代の詩人、王維が
旅立つ友の為に詠んだ
七言絶句の漢詩には
〈詩の意味〉
渭城の朝の雨は軽い土ぼこりをしっとりと濡らし、
旅館の前の柳は
雨に洗われて青々として、
ひときわ鮮やかである。
(さて君はこれから遠く
安西=あんせい=に使いするために
旅立つのであるが)
さあ、もう一杯飲み干したまえ。
西の方(かた)陽関を出てしまったら、
もう君に酒を勧めてくれる友人も
いないであろうから。
とあります。
なんと
戦前の日本では壮行会の席上
送られる者も、送る者も声を合わせて
モノや情報が少ない時代
そんな時代の大人の流儀は
カッコいいですな。
行く者と送る者との縁つなぎ
つまり
行く歳から、来る歳への縁つなぎを
「結び柳」はしているようです。