11月12日 光悦会に参加しました。

毎年一度、京都 鷹峯の光悦寺で開催される

最高峰の茶会です。
















道具の価値だけでなく
菓子も 花も
茶席の中に展開される物語
つまり道具の取合せも究極です

 








薄茶 東京世話人

「嵯峨棗」
蒔絵がほどこされたものですが、

材料が粗末だったことが

時代を経て味わい深いものとなっていました。





濃茶 名古屋世話人

二羽鷹の青磁香合
桃の上に親子の様な鷹が二羽

というのは珍しいそうです
畳付にまで手を抜かない

桃の葉の彫りがありました

床には
藤原公任筆の石山切
伊勢の歌です

なにたちて ふしみのさとと いふことは
 もみぢをとこに しけばなりけり

京都 伏見の地と伏身をかけています
紅葉を敷いた寝床に横たわる姿が

想像できます


そして公任といば百人一首の

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
 名こそ流れて なほ聞こえけれ

に詠まれた「名古曽の滝跡」は

月見で有名な大沢の池がある

大覚寺にあります

主茶碗は遠州伝来の青井戸 銘が「池」


まさに池に舟を浮かべ紅葉を楽しんだ

平安貴族の風雅が偲ばれます

花入は
紹鴎・信長・秀吉・家康が所有した
大名物 青磁「蕪無」


やはり点前の稽古だけでは

茶道の全体を掴みきれません








濃茶 京都世話人

今年は不昧公没後200年
ということで所縁の道具で

本席の床には
筋切 通切 二枚続
銀泥の境界線から筋切
また篩のような
布目のある裏面を通切といい
両面を並べて和歌が書かれています

増田鈍翁旧蔵の備前花入「會釈」

主茶碗は鴻池家伝来 古伊羅保


皆さん女性の方は美しい着物です。

女性が着物で参加することの労力は

髪のセットも含めですから、

男性の比ではありません。


しかし最近は男性もスーツが多くなりました。

着物だと着替えたり

畳んだりする場所もホテルには

用意がありせん~ トイレでして下さい。

と言われます。


ホテル=欧米の物真似サービスは止めて、

日本のホテルのスタッフも着物は

いかがでしょう。


そんな日本の経営環境や経営姿勢が益々

日本文化を遠ざけます。誠に残念です。



濃茶 大阪世話人

青井戸茶碗は飛鳥井雅重の箱で
「四もと」という銘
飛鳥井家は蹴鞠の師範を家業として
いますが「四もと」とは
蹴鞠の時にコートの四隅に立てる

コーナーポストですな


松・柳・桜・楓のこと
青井戸の色を青柳に重ねたのでしょう

その子孫である飛鳥井先生は
裏千家学園時代の恩師です。





点心席は「瓢亭」さん

裏千家学園時代に出汁の取り方から

ご飯の炊き方等々

私の時代の懐石授業の恩師は

瓢亭の高橋先生です。









今年は京都も台風の被害がありましたが、
例年通り素晴らしい庭や茶席を作り上げる
光悦寺さんや光悦会の皆さんの気概を
感じました。
ありがとうございました。