【亭主】という言葉は
茶道では頻繁に使われていますね。

何気に使う 
この【亭主】という言葉


実は茶道だからこそ、
ピッタリな言葉なんです。


【亭主】の【亭】という字は、

アーチ状の出入りの門のある
高い建物の形を表しています。

またその上に
ものみやぐらを設けて、
宿舎と、ものみを兼ねた建物を
漢の時代には【亭】といい、
宿、宿場、ものみの意味でした。



時代がさがり、

屋根をふいただけの壁の無い
小さな建物である、
あずまやの意味にも用いるように
なりました。

建築家の藤森照信さんが手掛けていますが、
あえて高い場所に茶室を作るのは、
古代中国のこの【亭】という意味を表して
いるからだろうと私は読んでます。


このように【亭主】の 【亭】 だけでも

小さな簡素な建物

まるで 数奇屋 
茶室を表しているようです。





次に 【主】という漢字を見てみましょう。

主という漢字は、
油皿の中で燃えている炎  
火主 の形を表しています。




古代の人は、
火を神聖なものと考え

祭祀において
火を執る人、火を扱う人は
氏族や家の中心になる人であり、
物事を主/つかさどる人でした。

それで【主】は
「ぬし、あるじ、おも、おもに」の
意味となりました。

つまり

【亭主】の意味は

「小屋で火をつかさどる人なのです。」


まさに、茶道の世界にこそ
本来の【亭主】の意味が脈々と
残っていました。

世の中がどんなに変わっても
茶道の中には、古い言葉や
聞き慣れない言葉や漢字が
数多く残されています。

実は漢字の本来の意味と、
茶道の作法の実態がちゃんと合っています。

「茶道と漢字」の関係
本来の意味を知り、稽古をする事は
大切な事ではないでしょうか。