大きいことは良いことか? | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
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井上尚弥の次期対戦相手候補として最右翼だったゾラニ・テテがジョンリル・カシメロに3RでKO負け、ちょっとした波乱が起きました。

 

 

テテがvs井上の最右翼とされてたのは過去に日本人が苦手としてた長身、リーチが長くて懐が深い、かつ目が良く、距離感に優れたアウトボクサー(体形)だったからというのもあります。

つまり、井上の強打を空転させてフルラウンド戦い抜く可能性が高い相手で、そういう相手を井上がどう詰めていくのかという興味もありました。

日本人絡みだとこの手の王者に苦しめられた例としてはやはり、エウセビオ・ペドロサとイラリオ・サパタにつきますね。

ロイヤル小林を棄権させ、スパイダー根本をシャットアウトしたペドロサと中島、友利から世界王座を奪って再戦では手痛く返り討ちに合わせたサパタ。(ついでに穂積も完封)

ペドロサは日本人にこそ負けなかったものの、初めての世界挑戦時にはアルフォンソ・サモラに2RKO負けしており、サパタもアマド・ウルスアに同じく2RKOで退けられてます。

日本人とは逆にいにしえのコリアン・ファイターもメキシカン同様に、この手の選手を好物と聞いたこともあります。真っ先に思い浮かぶのは文成吉がナナ・コナドゥを4RKOで斬って落とした再戦でしょうか。

 


長身の選手は打たれ慣れてない印象もあり、思わぬ強打に一発で仕留められてしまう例も散見されます。日本人だと湯場父が何度かそういう負け方で日本王座を失っていましたね。

近年でいうと山中がモレノを初戦、僅差判定ながら競り勝ち、2戦目でKOしたというのは日本人の長身選手コンプレックスを払拭出来たのかなとも思ったりします。

正直、井上とカシメロなら噛み合った攻防の末に井上が勝つ図が想像出来てしまいますが、勝負はまさにやってみなければわからない。

ネリなどと違って正攻法でのし上がってきた選手には日本人・外人問わずチャンスが与えられて欲しいなと思います。