ボクシング・ジムであることの意義 | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

ツィッターでもつぶやきましたが忘備録としてまとめておきますか。

ボクシング・ジムの経営が危ういと言われて久しい。

プロ志望者は減少してるし、非加盟ジムやスポーツジムでの教室等の増加により、JBC傘下のジムに通わなくてもボクシングの練習は出来る状況だったりします。

フィットネスに特化してることで成功してる例もあるし、プロを養成すると手間暇金がかかるし、もうJBC傘下で意味なくね?という意見もありますが、完全なフィットネスに特化するとボクシングでなくても良くなくね?とも思うのです。以下、私見。

 

そもそも本当に思考からフィットネス100%だったら、それに特化してるスポーツ・ジムやフィットネス・ジムに行った方が良いし効果的。

では、何故、フィットネス志望とはいえ人はボクシングのジムに通うのか?

試合をするにしても顔面パンチの占めるウェートが大きいのでアマの大会やオヤジ・ファイトにしてもハードル高いし、グローブやヘッドギアがどんなに大きくても顔面への損傷や頭部へのダメージを考えると二の足を踏んでしまうだろう。

スパーリングやマス・ボクシングにしても事故の危険性はあるし、おいそれと誰でも行えるものではない。強いていえばエアー・ボクシングだが、これは空手でいう所の型競技に分類されるかな。

 

練習内容も対人でなく、個人が主となり、それをいかにトレーナー等の指導者が飽きさせずに続けさせるかということになってしまう。そして、その辺で勝負すると正直言えば、フィットネス系のスポーツ・ジムの方に分がある。若くて、身体作りや栄養関係等の専門知識をガッチリ勉強してきたトレーナーも多いしね。何より彼らは接客業でもあることを割り切っている。気持ちよく通ってもらうための専門家だろう。

 

それでも、フィットネスとはいえ、「ボクシング」に人が集まるのは心の奥底に少なからず「強さ」とか「護身」への渇望が潜んでいるのではないか?そしてキックやMMAと比べると一般的な知名度とか評価もあるボクシングには競技としてのアドバンテージがまだあるからだろう。

だから、完全にフィットネス・ジムに特化することに危惧を感じる。

経営的にそちらの方が安定するのはわかるが、それはあくまでもボクシングという競技の持つイメージの上に成り立っていることを忘れないで欲しい。

本来ならば、選手志望とフィットネス目的、どちらか一方だけが増えるのでなく、両方が同じ位増加していくのが理想だと思う。

90年代に辰吉の試合や世界戦の後に練習生が増える様に。