7・9後楽園観戦記~細川チャーリー忍vs太尊康輝~ | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

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マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

 

天気も微妙でしたが、行ってまいりました。

この日は某マニアの方と観戦。試合前にアルゲリョだのサラテだのの映像をたくさん頂きました。有難いことです。

さて、平日ということもあって客入りはイマイチ・・・どころか散々。

開始時は2~3割位ではないかな?時間が経つにつれて客席は埋まってきたけど、自由席5000円エリアが8割強だけど、他は厳しい入り。特に北側のガラガラっぷりは何とかならないか。いつもの青山次郎氏とチャーリー応援団が盛り上げてくれましたけども。

我々は西側のバルコニーで観戦。全7試合。うち5試合がライト級以上だったから結構、重めの階級の試合が多かったですね。

4回戦が2試合、石田智裕(協栄)vs舟津純(伴流)は舟津が逃げ切ったかと思ったけど1-1引き分け。

次いで東日本新人王のフェザー級、準々決勝。

アズマー田中(金子)vs内山大志(ワールドスポーツ)。互いに無敗同士なので期待値は高かったけど、頭を付けてのイン・ファイトに終始。

1,2Rは田中、3、4Rは内山かな。但し微差。ボディを幾度となく打ち込んでいく田中に分があるかと思ったが判定は1(田中)-0、優勢点で田中がベスト4に。

 

3試合目と4試合目は6回戦。

負け越しの戦績同士だったものの、3試合目の関根翔馬(ワタナベ)と笠井暢也(金子)の試合は面白かった。独特のゆったりとしたタイミングでパンチを打つ関根が1Rに右フックで先制のダウンを奪う。これを凌いだ笠井は長身を利したアッパー、長いリーチを使ってのストレートなどで攻め込み、2Rには早くもペースを変えんとしたが、冷静に対処した関根が集中力を切らさない。そして5Rに笠井の傷が深くなりストップ。5Rで関根のTKO勝ちです。

次いで橘本ジョージ(協栄)vs森田陽(MT)、森田のセコンドについた高城会長の若いこと。橋本が常に手を出し、森田がカウンターを狙う展開。橋本が6R、3-0判定勝ち。

 

そしてA級の8回戦が2試合。

藤井貴博(金子)vs仁平宗忍(ワタナベ)。この試合がセミ以下でのベストバウトかな。ペース争いから抜けたのは仁平。ガードを固めての前進でボディを小気味良く打っていく。藤井は中盤に挽回して8R、2-1判定で逃げ切った。スピード感があり、両者の意地が出た好勝負。試合後の藤井の喜びも印象深い。

セミで斎藤一貴(角海老宝石)が粘るモニコ・ローレンテ(比国)に8R、3-0判定勝ち。タイ人なら3Rに試合放棄しかねないボディを打ってた斎藤だが、モニコの粘りにKOまで持って行けず。不完全燃焼だったけど、あの内山もムアファーンレックとキャリアの前半でこういう試合をやって後年の糧にしてるので頑張って欲しいですね。

 

そしてメイン。OPBFミドル級王座決定戦、細川チャーリー忍(金子)と太尊康輝(角海老宝石)の注目の1戦。入場してきた太尊を観て、「雰囲気あるねぇ」の声も。体格差もあり太尊のスカ勝ちを予想してたのですが・・・

とにかく噛み合わない。チャーリーはガッチリと顔面をガードで固め、時折、上から打ちおろす様な左フックで威圧、左構えの太尊は右手を前に出して、懐を深くとりながら慎重にパンチを出す。そしてちょっとでも距離が詰まるとクリンチ。

脇の下から両腕を指しこんで抱え上げる様に抱きつき、頭を寄せる様に擦り付けていく。しかも結構な頻度なので、よくあれが減点を取られなかったものだと思う位。チャーリーも業を煮やしてラビット的なパンチを打ったりと前半は試合が綺麗に進まない。ま、これも太尊陣営の練った戦略の一環かも知れない。

4R終了時の公開採点は1(太尊)-0。

チャーリーの出鼻に左のアッパー、ストレートをカウンターで打つ太尊の方が見栄えがいいか。チャーリーもボディ攻めなどで反撃し盛り返す。

8R終了時の公開採点は1-1まで挽回。

この後も一進一退。やや太尊に打ち疲れが見えたものの、執拗なクリンチでこれを凌ぐ。最終ラウンドはチャーリーが盛り返した様に見えて試合終了。一人が115-114で1差で太尊も後の2人は114-114で引き分けで王座は決まらず。

昨年12月の新藤vsあきべぇの日本Sウエルター級の王座統一戦も引き分けで統一ならずといったケースがありましたが、決定戦とか正王座と暫定王座の統一戦で決着つかずってどうなんですかね。

私見ですが、この場合も新人王のトーナメント戦などと同じであくまでも公式結果は引き分けなれど、優勢点による優劣をつけて王座はどちらかの手に渡るべきだと思います。

次にまた決定戦を行う時に再戦だと、他の選手が待たされるし、顔ぶれを変えて決定戦だとどちらかを出場できる様にしなければならないでしょうし。

終了は22時前。野球やコンサート等が東京ドームで無かったことが救いでしたが、何とも爽快感に欠ける興行でした。