時代を超えた強さ~レジェンド擁護論~ | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
船橋ホストの情弱さん、お断り。


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ボクシング・ファンは歴代PFPを語り合うのが好きです。

マニアでなくてもファンが数人集まれば、その観戦歴や知識、見識に応じた形で喧々諤々の議論が始まります。

やはり、歴代で誰が強いか、偉大かという話題と昔のレジェンドと今のボクサーの強さや技術の比較に熱が入ります。誰しもが自分が熱中した時代の選手を推薦しますしね(笑)。私もそうです。

ナット・フライシャー氏は生前、ずっと歴代ヘビー級1位にジャック・ジョンソンを上げていて、ジョー小泉氏が異を唱えてたものです。とんだところで師弟対決。

 

さて、日本の歴代PFPのNo.1はファイティング原田。

対して、原田は現代ボクシングでは通用しないとの意見も。

これが一番、媒体などを通して普遍的というか大きな声ではありますね。ただ、偉大さと強さはイコールでないし、その時代によっても違います。

ボクシングに限らず、スポーツは過去の積み重ねでトライ&エラーを繰り返し進化していくもの。昔は一部しかわからなかった奥義や秘伝が今は映像によって詳らかにされてしまう時代です。

技術は常にアップデートしていく、だから過去選手と現在選手を比較する場合はその時代におけるその選手の周囲からの突出度によって判断するというのが一般的です。そのためにはある程度、過去の試合に対しての見識が無ければならない。映像にしろ、紙媒体にしろ。

自分で思っていたり、仲間うちで話すだけでは勝手だが、SNSなどで他人の目に触れることを考えた場合は議論の材料を自分の中にも蓄積しておかなければならない。そうしなければ、その意見は単なる便所の落書きと変わらない。無闇に亀田最強という馬鹿な意見とかね。

~閑話休題~

あくまでも私観だが、現代ボクシングにも通じる強さ、上手さを持ってる選手は存在する。技術はアップデートしてるが、20年、30年の差ならばその選手の本来持ってるものでカバーできるボクサーは70年代以降なら何人か浮かび上がる。無論、当時からスーパーな存在である選手だが。

1.ロベルト・デュラン(パナマ)

 

ライト級限定になるが、この頃のデュランは神がかってる。

その強打ばかりでなく、ナチュラル、野性的な防御勘とそこからつなげるカウンターのテクニックは下手な技術進化を寄せ付けない。

デュランに比べればリナレスですら線が細く感じるし、ロマチェンコとの対戦は不利予想だろうが、デヘスス2のデュランなら野性が科学を凌駕するのではないかという期待値がある。

理屈や理論でない怪物性がこの頃のデュランにはある。

 

2.マービン・ハグラー(米)

 

未だにオールド・ファンは頑なにミドル級NO.1に推すレジェンド。

ゴロフキンでなくハグラーなのだ。我々世代には(笑)理屈でない。

さすがにカルロス・モンソンだと現代ボクシングのテンポについていけるか不安だが、ハグラーなら難なく対応出来そうだ。

ハグラーの特徴は冷静沈着にして攻防兼備で穴が無い。

かつ爆発力があり、ここ一番の勝機は見逃さない、ハーンズ戦の様な激しい打ち合いに身を投じる気持ちの強さもある。クレバーな彼のこと、現在のリングに上がったとしてもすぐに対応してしまうだろう。

 

3.サルバドール・サンチェス(メキシコ)

 

日本の大場政夫同様、現役世界王者のまま若くして天逝した天才。

冷静沈着にして相手の戦力を見極め、わずかに相手より上回ることで勝ちをもぎ取ってきた。言うなれば底を見せてない。

滑らかな攻防移行とカウンターのテクニック。スタミナも含めて先天的に授かったものが多く、人為的な技術の進化だけでは攻略できないであろう時代を超えた強さを感じる。

 

4.マイク・タイソン(米)

 

タイソンに関しては強さは認められるだろうが、それが時代を超えた普遍的な評価を得られるかどうかはいくつかの条件面によって左右されるだろう。つまり「IF」が多いのだ。

・80年代限定

・カス・ダマトがもう少し長生きしていること

・ケビン・ルーニーやジム・ジェイコブスと別れないこと

・私生活で問題が無いこと(ドラッグ、薬物、酒、女・・・)

・ドン・キングと結びついてないこと

 

ダマトがボクサーとしてのタイソンを尊重するあまり、私生活では甘やかせてしまったという記事もあるが、これはわからない。

ボクサーとしての活動に影響が出るくらいに私生活が乱れてしまい、周囲の環境もガラっと変わってしまったわけだが、並みのボクサーなら周囲からも見捨てられ、自身も早くに自滅してたであろう。

しかし、その素材は超1級品だった。

だからこそ、パワーだけでなく、攻撃のスピード(踏み込みや身体の振り)等の強化によって自分より大きな相手をなぎ倒してきたわけだが、でかくて動ける現代ヘビー級に通じるかは興味がある。

90年代以降のタイソンなら間違いなく、クリチコ兄弟やワイルダー、ジョシュアには勝てないが、80年代のタイソンを現代ボクシングの粋を集めて磨きぬいたらどうなるのかという期待がある。

自動車のディーラーをしてた知人がかってタイソンはフェラーリの様に扱いに精緻な技術がいる高級車の様だと言ってた事があった。

彼を扱えるドライバーやエンジニアは新しいオーナーの意向によって変えられ、そして名車は潰れてしまった。

ドン・キングというオーナーに変わらなかったらタイソンという車はまだ名車足りえただろうか。

 

まだまだ不定期に続くかも知れない・・・

あくまでも個人的な意見ではあるのでお見知りおきを・・・

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