進むか引くか | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
船橋ホストの情弱さん、お断り。


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その昔、世界タイトルマッチの重みは今の比ではなく、勝てば官軍、負ければ賊軍・・・というわけではないが、即引退へと結びつくことも多いハイリスクかつハイリターンなものでした。

昇る頂点が高く、その過程が険しく困難である程、一度そこから転がり落ちたら周囲も本人もまた山を登り直すという考えに至らない。

今はまだ近くに他の山もあるし、選手の意識も変わってきているので陥落→即引退へと結びつくことは減ってきたと思います。

そんななか、熟慮の末に現役続行を決意した選手もいます。

 

1.岩佐亮佑(セレス)

 

デビュー時の煌きは眩く、山中との日本タイトルマッチに敗れたものの、その後の可能性を感じさせました。日本、東洋を獲得して正当な路線を歩み、海外での初挑戦は無念の涙を飲んだものの、2017年9月に小國を6RTKOで下しての見事な戴冠。

しかし、サウロンとのV1戦、この王座陥落となったドヘニー戦と観てるものにもどかしさを感じさせる。

以前、ヤップやプハウェなどのフィリピン勢に苦戦を強いられたときにはセレス会長はその前の益田との試合で矯正した後ろ足荷重のスタンスが残ってたことが苦戦を招いたと語ってたが、今回はどうなのだろうか?ムラッ気というよりも岩佐のボクシングは繊細に過ぎるのかもしれない。果たして今後はどこを狙うのか。

最高の試合を見せるうえでの調整は綱渡りであることを感じさせられる。

 

 

2.木村翔(青木)

 

木村は岩佐と対照的にデビュー時に煌きを感じさせる選手ではありませんでした。ひたすら練習して試合して自分で学習して強くなったという印象がある。

2016年11月に坂本真宏との王座決定戦を制してWBO-APの王座を獲得した試合等は実際に試合を観戦した知人はかなり辛辣な意見を述べていた。それだけに中国でゾウ・シミンを破っての戴冠は衝撃があった。ゾウがひどく衰えていたにせよ。

その後、五十嵐、フローイン・サルダールをKOしての防衛戦では意外と長期政権もあるかもと思わせたが、全局面で上のポテンシャルを有する田中相手に中2ヶ月のスパンでの防衛戦はさすがにキツかったか。

前にインタビューで次に負けたら辞めるくらいの覚悟で挑んでると語ってただけにその去就はちと心配だったが、現役続行を表明したそうだ。

 

前戦が黒星からの再出発は様々な逡巡の末に決断したことだろう。

世界王座からの陥落という状況であれば尚更。

そのまま引退して過去の栄光に浸りながら、新しい道を模索する選択肢もあったはず。しかし、彼らは敢えて現役続行を表明し、新たな目的に向かって邁進していくことを選んだ。

ボクシング・ファンとしては二人の試合がまだ見れるということに喜びを禁じ得ない。

 

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