『術あれば則ち人を制し、術なければ則ち人に制せられる』
―有術則制人、無術則制於人―

 

 <淮南子>

『淮南子』によれば、「術」とは、「人君の国を宰(さい)し、臣下を統御するの道」だという。つまり、部下をコントロールするノウハウのようなものである。くつわや手綱がないと馬をあやつることができないように、「術」をもたないと部下を使いこなすことができない。

この「術」を、リーダーにとって欠くべからざる条件だと強調したのが、『韓非子』である。

「術は人に見せるものではない。君主が胸の中に納めておき、あれこれ見比べて、秘密のうちに部下を操縦するのである。」 と述べ、さらにこう語っている。

「術を使って収めれば、自分は廟堂に坐して処女のように神妙にしていても、うまく治めることができる。これとは逆に、術を使わないで治めようとすれば、痩せ細るほどあくせくしても、その割りに効果はあがらない」

※ リーダーは、その立場に相応しい「徳」を身につけるばかりでなく、このような術もマスターしなければならないということだ。

 

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  守屋 洋 (著)
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