『好死は悪活に如かず』
―好死不如悪活―

<通俗編>
 「好死」とは、立派な死に方、いさぎよい死に方。「悪活」とは、みじめな生き方、見苦しい生き方。そんな生き方でも、とにかく生き抜くほうが「好死」に優ってるのだという。日本でいう「死んで花実が咲くものか」に近いニュアンスをもったことばである。

 近頃、働き盛りの自殺とか母子心中といった事件がしきりに報じられるが、これほど心を暗くさせられるニュースはない。

 一般的に言って、われわれ日本人は壁にぶつかったりすると、本能的に死をえらぼうとする。危機管理にもろい本質をもっているように思われてならない。その点、中国人の生き方は、はるかに逞しい。
どんな苦しみにも耐えて、生き抜こうとする。

 せっかく与えられた人生だ。死に急ぐことはないではないか。「悪活」でもいい。とにかく生きてさえいれば、いずれは花の咲く季節も来ようというものだ。

茶臼山古墳的 日々是好日-7ns_05009888
 中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4) [文庫]
 守屋 洋 (著)
 文庫: 409ページ
 出版社: PHP研究所 (1987/12)
 ISBN-10: 4569563805
 ISBN-13: 978-4569563800
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