東亜大学大学院 1年次 ゼミ選びについて | 50歳を過ぎて税理士試験再挑戦!

50歳を過ぎて税理士試験再挑戦!

50歳を過ぎて税理士試験に再挑戦してます。資格を取るまでの道のりを日記感覚で記して行きたいと思います。同じ境遇の方がおられたら励まし合いながら頑張りたいと思います。

 ご無沙汰しておりました。東京オリンピック開催直前で緊急事態宣言が出ましたね。税理士試験も宣言中に実施され、コロナに対する姿勢・考え方が確実に変わってきました。

 東亜大学大学院のスクーリングも、2年連続で1年生の6月スクーリングが延期になり、今年は緊急事態宣言下の中で7月23日からオリンピックの開会式と同日から実施されたみたいですね。院生と先生方、大変な時期でのスクーリングお疲れ様でした。

 

さて、1年次の6月スクーリングは法学に慣れること、修士論文に対して一定の心構えを持つことと、8月下旬までにゼミ希望を出すためにゼミの情報を得ることが大きなミッションだと思います。今日はゼミ選びについて書きたいと思います。

 

1.ゼミについて

 東亜大学大学院のゼミは、全部で6つゼミがあります。憲法ゼミ、刑事法ゼミ、行政法ゼミ、民法ゼミ、商法ゼミ、知的財産法ゼミの6つになります。何故か租税法ゼミはありません。東亜大学大学院には租税法の権威、金子宏先生がおられますが、金子先生は商法ゼミの副査となります。各ゼミの主査の先生は、日本の法学界でも有名な先生が集まっておられます。そこで、疑問を持たれると思いますが、国税審議会で税理士試験の税法科目の免除を受けるためには、税法に関わる修士論文を書かなければなりません。実際、東亜大学大学院の法学専攻の院生の99%が税理士試験の免除を目的に入学してきております。免除目的であることから、当然、修士論文のテーマと内容は税法に関する事になります。では、憲法、刑事法、行政法、民法、商法、知的財産法の先生のもとで税法論文が書けるか、税法論文の指導を受けられるか心配になられる方がいると思いますが、安心してください。各ゼミに租税法の教授がゼミの副査として付き税法論文の指導を行います。ゼミの教授陣の構成ですが、各ゼミに3人から6人の先生が指導にあたります。主査として、憲法、刑事法、行政法、民法、商法、知的財産法の教授、主に法学論文としての質の指導になるかと思います。次に副査として租税法の先生がおられます。金子先生や金子先生の初期のお弟子さんである玉國先生など租税法の先生も錚々たるメンバーです。租税法の先生は主に論文のテーマや内容に関しての指導となり、問題点や論文のストーリーラインを中心に指導されます。その下に補佐として若手(といっても勤務先では教授先生の方もおられますが)の先生が付かれて、論文の内容、表現、形式的な指導が中心になります。主査、副査、補佐の先生がゼミを担当され法学修士論文としての質の担保、国税審議会の審査をパスする内容に仕上がる様に指導して頂けます(執筆するのは本人ですが)。

 

2.ゼミの特性について

 6つのゼミがあると述べましたが、ゼミ毎で指導方法や執筆できる範囲が若干違います。テーマとして何を書きたいかや、それぞれの性格によって特性が合うゼミとそうでないゼミがあると思います。テーマは税法単独であれば税法分野は自由で何でも良いゼミ、〇〇税法はテーマとして認められにくいゼミ、オンライン指導が積極的なゼミ、指導は対面時に集中するゼミ、普段からきめ細かく指導して頂けるゼミ、指導が体育会系的なゼミなどなど。1つのゼミに3人から6人の先生がおられるので、ゼミの個性もそれぞれ違います。相性が合わなかった場合は結構辛い状態となります。

 よく、「留年率の高いゼミはどこですか?」と質問を受けますが、ゼミ毎の留年率は年度によって高い低いがあるので、あまり参考にはなりません。どのゼミも一定数の留年者がいます。留年された方の特徴としては、①論文執筆の時間が確保できなかった、②テーマ選定が遅れた若しくは難しいテーマを選んだ、③指導時に指摘された事を理解できなかった若しくは理解しようとしなかった、④ゼミとの相性が合わなかった、などです。④のゼミの相性はとても重要です。ご自身にあったゼミを選ぶには、事前に情報収集することが重要だと思います。

 

3.ゼミ情報の収集

 1年次の8月下旬頃までに第1希望から第6希望まで決めて希望ゼミを事務局に提出しなければなりません。対面で情報収集ができるタイミングは6月のスクーリングのみとなります。

2年生と合同でスクーリングが開催された場合(令和2年と3年はコロナ禍で合同ではありませんでした)は、懇親会があると思いますので、その機会を利用しましょう。2年生はゼミ毎で集まっていると思いますので、各ゼミのテーブルを回って先輩の話を聞くと良いです。テーマ選び、指導方法などなど、気になる点をどしどし聞いて、次々とテーブルを回りましょう(私は4つ回れたかな?)。また、時間があれば教授とお話ができると良いですね。人柄がわかります。できれば、副査の租税法の先生とお話ができれば良いと思います(税法論文の指導の大半が副査となるゼミが多いので)。

2年生と合同でスクーリングが開催されなかった場合、懇親会が無かった場合は先輩から対面では話が聞けません。スクーリングの授業終了時に先生とお話して、授業内容のこと、修士論文のことをお話して人柄等のニュアンスを掴まれたら良いと思います。先輩からの情報収集は、Twitterやブログを探すと東亜大学大学院の在学生、修了生が結構います。DMを送って聞いてみるのも良いかと思います。積極的に情報発信されている方は親切・丁寧にお返事をくれると思います・・・・・・た・ぶ・ん。

 東亜大学大学院(法学専攻)を2年間で修了するために、ゼミ選びはある程度重要なポイントです。積極的に情報収集しましょう。

では、今日はこのあたりで。