東亜大学大学院 2年次 第1回自主ゼミ ーいよいよ論文執筆開始ー | 50歳を過ぎて税理士試験再挑戦!

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50歳を過ぎて税理士試験に再挑戦してます。資格を取るまでの道のりを日記感覚で記して行きたいと思います。同じ境遇の方がおられたら励まし合いながら頑張りたいと思います。

1年前を振り返ることに・・・・・・。

学位記授与式から1週間が経ちました。無事に大学院生活も終わったこともあり、当初に大学院の様子をアップしようと思っていたことを順次アップしていきます。

 

1.テーマ選定

 以前に「修士論文のテーマ選定」について、書きましたが、東亜大学大学院では、テーマの選定を2月の上旬(私達の時は令和2年2月5日期限)までに提出する必要があり、主たるとテーマと予備のテーマの2つを提出する必要があります。その際に、主たるテーマについて、①論文テーマ選定理由、②研究対象及び研究目的、③研究方法、④論文構成案(目次的なもの)、⑤参考文献一覧(収集済みと収集予定のもの)、を合わせて提出しました。それなりに、必死になっていくつかの文献を収集して読み、自分なりの問題点となる部分を考え、論文構成まで考えました。

 修了した現在、その提出した内容を読み返しました。作成した論文と比べてどうかですが、テーマは分野で言えば同じ分野です。しかし、問題点とする部分が、当初考えていたものと比べ、問題とする範囲が広がっており、同時に論文の構成も、大きく変わっています。人によって違うと思いますが、教授の指導により少しずつ方向性が変わっていくこともあると思います。私の場合は、教授から「問題点をかなり狭めで考えているので、広く捉えることでいい論文になるよ」と、ご指導を頂き構成内容も大きく変更することになりました。

 

2.第1回自主ゼミの開催予定

 東亜大学大学院では、1年次の3月もしくは2年時の4月にゼミ単位で第1回自主ゼミが行われます。ゼミ毎で日程は違いますが、私のゼミでは2月の下旬に連絡があり、4月の後半にゼミの開催が決まりました。早いゼミでは、1月19日(教授交代があったため早かったのでしょうか)に開催されたゼミもありました。このゼミでは、大学院の提出期限よりも早く論文テーマについてのゼミ開催だったようで、ゼミ生の皆さんは全体の締め切りよりも早くテーマに関する考察を行う必要があったので、その当時は大変だっと思いますが、1月下旬にテーマを決定できたということは、その後の執筆期間が増えるので、当時は羨ましくそのゼミを見ておりました(本年度はそのゼミの第1回自主ゼミは3月下旬に行われたみたいです)。

 自主ゼミの開催案内とともに、宿題も出されました。その内容は、①テーマについての問題点の報告、②テーマに関わる判決を一つ取り上げ報告する、でした。

 開催案内と宿題の内容を見た感想は。「いよいよ、論文執筆が始まるな!どうしよう!」という、大きな不安でした。

 

3.テーマについての指導と執筆の開始

 開催日程に案内と宿題が課された中で、税法担当教授から3月下旬に、個別にテーマについての指導がありました。先にも述べた通り、問題点を広く捉えてみましょうとのことで、テーマとしては、概ねOKでした。次いで、第1章の執筆の指示がありました。「制度の概要をまとめ、問題点とされている事を書いてみてください。文章として、纏めるのが難しいようであれば、箇条書きでも良いです」とありました。

 そこで問題発生です。さあ、書き始めるぞ!・・・・と思いましたが、どう書き出しを始めたらよいのでしょうか?今まで論文というものを書いたことがなく、しかも今回の執筆は修士論文です。文献を色々読んではいましたが、学位論文ではなく、形式も様々です。東亜大学大学院は、先輩の論文を読むことはできるらしいのですが、テーマの決定後で、しかも色々と手続きを踏まないと読めないらしいです。この段階では、難しく、手続きにも時間がかかるため、何か、学位論文で参考になるのは無いか、探したところ、租税資料館賞の優秀論文が、租税資料館のホームページに掲載されています。様々な大学院生の論文があり、テーマも多岐に渡り、参考になることが多かったです。もちろん、盗用や剽窃はいけませんので、そのまま使用するのではなく、書き出しの方法について、この様に始めるのかと、形式を参考にさせて頂きました。

 

4.緊急事態宣言の発令と同時に自主ゼミ中止

 令和2年4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令されました。それとほぼ時期を同じくしてゼミより、4月の自主ゼミ中止の連絡が来ました。

 自主ゼミで、第1章の内容と第2章以下論文の全体構成ついて、細部の指導を頂きたかったので、大変残念でした。中止になった代わりにメールで指導を頂きました。「第1章は、論文のテーマについてよく考えてください。何が問題になってるのか、各裁判例を丁寧に分析すると問題点が明確になります。」と指示がありました。第2章は、裁判例をまとめ、第3章は問題点毎にいろんな人の意見を参考に検討し私の意見を述べる形でどうか、ということになりました。

 しかし、メールでの指導だったので、言われている意味やニュアンス的なものが、いまひとつ理解できないことがありました。ゼミ内でも同様の事があったようで、このあたりの問題を早くクリアできるかどうかで後の進捗状況に大きく影響してきたと言えます。他のゼミでも同様の事が問題となったみたいです。他のゼミでは、オンラインで自主ゼミが開催されたゼミもありましたが、対面指導だと伝わる事もオンラインやメールでは中々伝わらず、よく聞き返さないと理解できないことが多かったのではと思います。「聞き返す」と簡単にいいますが、性格によっては同じ事が聞きずらい人、または、教授が同じことを聞くと機嫌を損ねる(私のゼミの先生はそんなことはありませんでした)など、あったようです。私は基本的に図々しい性格ですので、わからないことは、とことん聞くことにしました。ゼミの先生もそれに対して丁寧に対応をして頂きました。

 やることがある程度わかったので、執筆開始です。4月の上旬頃の状況です。

 

5.とりあえず第1章を書いてみた!

 教授からは、区切りの良いところまで書けたら、提出するようにと言われていたので、4月の下旬に第1章を、制度の概要について約5,000字程度執筆し、内容を見て頂きたかったので、教授にメールしました。

返ってきたコメントで衝撃的な一言「パルメさん!文章がメモ書きの様になっています。論文ですので、文章にしましょう!」

 

先は長い!

 

今日はこのあたりで。