Vos / Lisandro Aristimuño
アルゼンチンのSSW。
ラテンとエレクトロニカの融合。
シニカルとメランコリーの共存。
うたとひびきのバランスの良さ。
感傷に溺れすぎず、衒いすぎず・・。
ばかもの / 絲山秋子

昨日読了。
現実に向き合えずに
(否、まともに向き合いすぎた?)
アルコールに溺れる主人公と、
そんな彼に対しあくまでも優位な立場にあろうとする
ドライな年上女性との、
壊れたぜんまい式のブリキおもちゃみたいな、
滑稽で悲しく、美しい、恋愛の物語。
この人の文体の力強さはいったいどこから来るのだろう。
腕っ節の強さをそのままペン先に反映させたみたいな、
清々しく、衒いの無い文章。
そしてそんな強き者のみが持ちえる
弱き者、ばかもの達に対する、決して憐憫ではない
ベタベタとまとわりつかないさらっと渇いた愛情。
実際絲山氏がそんな強き者なのか否かは知る由もないが、
少なくともこの物語の作家としての氏は、
そんな深い愛に満ちているように思える。
「くそたわけ」では躁うつ病患者の物語を
淡々と落ち着いた筆致で描いていたが、
本作ではアルコール依存症について、
丁寧に、しかし物語に必要な分だけ描いている。
「否認の病気」?
誰だってそうでしょ?
そう、結局誰もが「ばかもの」であり、
それ故、愛すべき存在のはず。
二人はやがてそんな境地に至り・・。

昨日読了。
現実に向き合えずに
(否、まともに向き合いすぎた?)
アルコールに溺れる主人公と、
そんな彼に対しあくまでも優位な立場にあろうとする
ドライな年上女性との、
壊れたぜんまい式のブリキおもちゃみたいな、
滑稽で悲しく、美しい、恋愛の物語。
この人の文体の力強さはいったいどこから来るのだろう。
腕っ節の強さをそのままペン先に反映させたみたいな、
清々しく、衒いの無い文章。
そしてそんな強き者のみが持ちえる
弱き者、ばかもの達に対する、決して憐憫ではない
ベタベタとまとわりつかないさらっと渇いた愛情。
実際絲山氏がそんな強き者なのか否かは知る由もないが、
少なくともこの物語の作家としての氏は、
そんな深い愛に満ちているように思える。
「くそたわけ」では躁うつ病患者の物語を
淡々と落ち着いた筆致で描いていたが、
本作ではアルコール依存症について、
丁寧に、しかし物語に必要な分だけ描いている。
「否認の病気」?
誰だってそうでしょ?
そう、結局誰もが「ばかもの」であり、
それ故、愛すべき存在のはず。
二人はやがてそんな境地に至り・・。










