海賊とよばれた男(上・下) | フランス語学習ブログ
海賊とよばれた男 上/講談社

¥1,680
Amazon.co.jp

海賊とよばれた男 下/講談社

¥1,680
Amazon.co.jp

出光のガソリンの陰にこんなすごい創業者がいたなんて。
面白すぎて一気読みしてしまいました。

去年はジョン万次郎で鯨油について詳しくなり、今年は石油について勉強させてもらったぜい。
元々は、食用油の研究をしていた私だが…つくづく油に縁があるでのう。

出光佐三さんの熱い波瀾万丈の生涯をドラマチックに小説化した本ですが、これが本屋大賞になるとかならないとか?!
ハードカバー上下巻でしたが、引き込まれて3日で読破したほどです。

でもさあ…読み終わって冷静に考えると、ちょっと引っかかる点が。
まあ小説だから事実とは違うかも知れないんだけど、なんかなあ…汗

主人公の国岡鐵造(=出光さんがモデル)は、国岡商店の従業員(店員)をとても大事にして、タイムレコーダーも出勤簿も、不況や戦後にあっても馘首も絶対なしという異例の経営理念を持ってるほどで、店員を見捨てたことがないつーのが自慢な人なわけ~。
そいで、貧乏な家族を養って、両親も弟も甥も入社させて、最初は機械油を売って徐々に会社を大きくしたんだってー。
全部の店員は家族と同じ、というわけでとても手厚く保護したのでその働きぶりは定評があったのさ。

でもさ、最初の美人の奥さん(ユキ)は、苦しい創業時でもいつも明るく支えてくれたのに、子供ができないという理由であっさり離婚して、次の奥さんとの間には5人も子供を作ってめでたしめでたし…とおっしゃるのよ。(でも息子は一人だと文句をおっしゃる)

おまけに再婚する前には芸者を囲ってたしさー。愛する奥さんがいながら、よ?

それって矛盾してないかい??(怒)大事にするのは男だけかい?!

後で、前妻についてちょびっと後悔する場面もあったんだけど。前妻は生涯独り身で暮らしたそうなのよ。かわいそうに。

石油タンカーの事故で亡くなった従業員の遺族には、未亡人の就職の世話とか、子供の進学費用まで面倒見たっていうのに。前妻については一切フォローなし!

その点だけ、冷たいなあ~~プンプンと思った私だった。
そりゃーこれだけ大きい会社だと跡継ぎは必要だろうけどさっ。
奥さんの方から遠慮して離縁を申し出たからってこれ幸いとばかりにあっさり承諾するって…

イランの石油を買ってイランに貢献したのも立派なんだけどー。前妻にも貢献してあげてよ!パンチ!

と、感動した後で、一人ぷりぷりしている私であった。

ところで、この本の中には出光さんの経営理念の1つでもある、「黄金の奴隷となるなかれ」っていう訓示が何度も出て来るんです。
お金儲けじゃなくて、社会貢献、国のため、というのを優先せよってことらしい。

私は、今自分に言い聞かせています。「ピグの奴隷となるなかれ」と。

最近親しかったピグ友さんが、相次いでピグをやめて行ってるので、私もやめたくなって来たんですね。

いくらイベントを頑張ってクリアしても、休む暇もなく次のイベントや鬼畜クエが始まるし。
収穫してもしても、クエが終わらないの。
それどころか大して面白くない酒場イベやらちょうちょイベが始まるし…
ミモザの外装は欲しいんだけどっ。(ピグライフをやってない人にはわからない話です、すみません)

私はライフとカフェしかやってないけど、この2つで疲れて来ました…

でも今まで頑張って来たレベルの積み上げを見ると、ここでやめたらもったいないというさもしい根性が首を持ち上げるのです。(ちょうど、仏検と同じ感覚だなっ)
今回のイベントが終わったら思い切ってやめるべきか、あるいはイベントによって参加したりしなかったりというゆるい方式にするか。
ライフかカフェかのどちらか1つに絞るか。

ピグに取られる時間は大したことないんだけど、精神的にピグがないと楽だろうなあって思うんですよね。スタミナ使わなくちゃとか、お手伝い回らなくちゃっていう負担がなくなれば。

ピグ友の皆さん、どう思われますか?(すごい低次元な悩みかも)