日常生活を翻訳に活かす

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今日納品した仕事でうれしい学びがありました。

訳した文章は、医薬品の新製品の概要について。
そのなかに、その商品の特徴についての記載があったのですが、
意味はわかるけれども、表現の仕方がわからない・・・。

そこで、同じような特徴をもった製品を参考にしよう。
そういう製品には何があったかな・・・。

と考え、真っ先に思い浮かんだのはテレビCMでした。

そこからヒントを得て、CMに出ていた製品や類似製品のパッケージを
見たり、購入したり、インターネットで製品の商品説明を読んだりと、
いろいろとヒントを得て無事訳すことができました。


今回、きっかけになったのは類似製品のテレビCMを思い出したこと。


翻訳をしている知人が「一日24時間全部を翻訳に使う」とよく話しており、
私も実践しよう、と思ってもなかなかピンとこず、いまいち実践できて
いませんでした。

でも、この前のカメラのことといい(記事はこちら)、今回のテレビCMのことといい、
普段の生活から得た情報が意外と翻訳に役立つことがある、ということを
最近実感しています。

「医薬分野の翻訳だから、医薬についてだけ知っていればいい」
というわけではないんですよね。

これまでに訳した中でも、医薬以外に必要になった知識は
IT、機械工具、カメラ、流通など、いろいろあります。

これまでは日常生活の中に翻訳用のアンテナを張ろうとしても
なんだかぼんやりしていてうまく張れなかったのが、カメラと今回の経験を
通じて、アンテナの張り方が少しわかってきたように感じています。


またひとつ、翻訳の階段をのぼったような気がします(小さな階段ですが)。
やったー!!ニコニコ
さきほどパソコンで文字を打っていて、タイプミスをしました。

「もとどおり」と打つはずが、「もとどり」。
そして指の流れで変換を押したところ、なんと漢字一文字になったんです!!

髻。

初めて見ました。

こんな言葉が、そして漢字が存在するなんて思ってもみなかったのに、
タイプミスのおかげで出会えました。

せっかくなので国語辞典で調べてみたところ、

「(日本髪で)髪の毛を集めて束ねた所」
(新明解国語辞典第7版 ISBN978-4-385-13107-8)

だそうです。

和装や相撲の分野で使われていそうな言葉ですね。

おもしろい出会いでしたニコニコ
以前から気になっていたフルーツの「追熟」。

追熟をするフルーツには、なぜそれが必要なのか?
木の上で熟した方が、種子の散布という点では都合がよいように
思えます。

まず調べたのは語の定義。

追熟とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のこと(Wikipediaより)。

また、似たような用語に「後熟」というものがありました。
 後熟:種子の成熟後に成熟
 追熟:収穫後に成熟

似ていますが、違いますね。
「追熟」とは人間にとって都合がよいように成熟する時期を調整するときに
使われる言葉のようです。

つまり、フルーツにとって必要なものか、という視点に立ったとき、
「後熟」は必要とするフルーツもあるが「追熟」は必要なものではない。

本来の疑問であった「追熟をするフルーツには、なぜそれが必要なのか?」。
これは質問として成り立ちませんね。
「追熟をする」フルーツというものはありませんし、
フルーツにとって「追熟が必要になる」ということもありません。

新たな疑問は「後熟をするフルーツにとって、その意義は?」

種子散布動物に果実を一時に多量に供給するのではなく、時間をかけて五月雨式に熟した果実を提供したり、種子散布動物に成熟した果実を提供する時期を調節したりする適応的意義があると考えられる(Wikipediaより)

後熟によって、「時間をかけて五月雨式に熟した果実を提供」できるのは、なぜ?
1本の果樹に実るフルーツの成熟時期を、バラバラにできるということ?
後熟が完了する時期を、果樹自身が枝ごとに調整したりするのでしょうか。

調べものはここでいったん終了です。
今回参考にした主なサイトはこちら
 ・Wikipedia 追熟
 ・駒沢女子大学キウイフルーツ研究室
その他のサイトはこちら
 ・Wikipedia クリマクテリック果実
 ・花の園芸用語辞典

Wikipediaはいろいろなことが載っていて便利なので、よく使います。
でも、1ヵ所のサイトから得た情報だけではその情報がどの程度信頼
できるものなのか判断できないので、複数のサイトから情報を得るように
努めています。
まだまだですが・・・。