ある日の会話。
「ネコ、飲む?」と、リビングから声が。
何のことかと行ってみると、不機嫌そうにしっぽをパタパタしている猫さんと目が合いました。
猫さん用ではなく、ニンゲン用でした。
ネコラベルのワイン。
茶杯サイズの小さなグラスで、少しだけご相伴しました。
飲めないわけではないけれど、お茶の方が断然好きです。
この日のお茶は、単叢の輋門(しぇもん)。
単叢おいしくなったよ、と茶友から連絡をもらったのは3月末頃のこと。春になると、ぐっとおいしくなるものが多いのだそう。
ひとりで飲むのにちょうどいい、80ccほどの茶壺が重宝しています。小さくても茶漏を使うと、3~4gの茶葉が無理なく入ります。
単叢にぴったりな潮州朱泥の茶壺は、とてもおいしくはいります。
そして茶海要らず。
茶海を使わず直接茶杯に注ぐ方が、渋みがなく澄んだ香味になるのが不思議。おいしいうえに簡単なのは嬉しい限り。
ひとり飲みにちょうどいい、小さな茶壺を使うようになってからは、夜でも思いたったら気軽に単叢を淹れるという日が増えました。
真冬に飲んだときよりも、香りの層が豊かになり、ひろがり方ものびのやかになっているのを実感できました。
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