鳳凰単叢の楊梅香。
楊梅とは山桃のことなのだそう。
蓋碗の蓋の裏の香りをずっと嗅いでいたくなるくらいいい香り。
蝋梅を思わせるやわらかで奥ゆかしい香りだなぁというのが第一印象。でも飲むと桃っぽく感じます。
山桃は見たことも食べたこともないけれど、甘酸っぱい小ぶりな桃のようなので、確かにイメージぴったりです。
お年玉が入ってそうなぽち袋の中身は、小さなおかき。
瓢々庵のものです。
いろんな柄、いろんな味があって、袋の裏側の記号を見るとどの味が分かる仕組み。
煎を重ねても山桃と思われるいい香りは薄れることなく、蝋梅を連想させつつ、桃を感じさせる味わいは最後まで変わりません。
すごく好きだなぁと思うお茶に遭遇して、忘れられないものになるのはそう多くないけれど、これはきっとそのひとつ。
1杯のおいしいお茶は、間違いなく「福」なのです。
▼瓢々庵
https://www.kakiyama.com/hyohyoan/
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