香りに包まれながら、指先までじんわり温まる。
気温が下がるほどにおいしく感じられる岩茶。
この日のお茶は、馬頭岩の肉桂。
温めた茶壺に茶葉を入れた瞬間、凛と香りが漂います。
それなりに栄養が摂れておなかが満たされれば何でもいいと思うくらい食事にはこだわりがないけれど、お茶だけはいつも贅沢しているなぁと思います。
おやつにはチョコフレーク。
そんなアンバランスさも悪くない。
森永のチョコフレークは多くの人に惜しまれながらも、すでに製造終了してしまいました。店頭にある分が最後のようで、見かけるたびについ買ってしまいます。
日清のチョコフレークはコーンフレークが主役といった雰囲気ですが、森永のチョコフレークは主役のチョコの味がとてもおいしいんです。
今度こそこれが最後のチョコフレークかも、と大事に味わってお別れしたつもりでも、また忘れた頃に店頭で見かけたりする不思議。嬉しい再会がまたあったらいいな。
いつまでもそばにあってほしいモノや、ずっといてほしい人。どんなに好きでも、どんなに大事にしていても、いつか最後の時は来てしまうもの。
後悔のないように味わい、語らい、敬い、労り、愛しむ。
いつもそうできたらいいのだけれど。
チョコフレークはたくさん食べたので、もうお別れの覚悟はできました。せめて猫さんの好きなフードはずっと変わらずにあってほしいものです。
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