入間市博物館の「茶の世界」 |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記


パンフ


狭山茶の茶畑が広がる埼玉県入間市。入間市博物館の中には「茶の世界」という常設展示があります。

案内図


日本のお茶、入間のお茶だけでなく、世界のお茶に関する様々な情報が詰め込まれている場所です。


煎茶道


日本の煎茶道のお道具は、中国茶のように小ぶりで繊細なものが多く、抹茶のお道具とは違った趣きがあります。

中国


慣れ親しんだ中国茶の喫茶風景。茶器以外の調度品なども、それぞれの国の喫茶習慣への関心を高めてくれます。

世界の茶


案内板にはフリガナが多く、子供から大人まで分かりやすい解説が記載されています。

紅茶


お茶の歴史を紐解いていくのは、楽しい時間。

喫茶


日本の茶の聖典として敬われている「喫茶養生記」。中国の様々な書物を引用したもので、栄西(ようさい)禅師によって、茶の薬効、採取、製法や桑の効能について書かれた書物です。

本


異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)は、南北朝時代の社会常識を手紙形式で書き連ねた書物で、茶の産地について記されています。


煎茶の本


清風瑣言(せいふうさげん)は、上田秋成による煎茶についての解説書。

日本茶インストラクターの勉強をしていた時に、年表を見ながらいろんな人物名や書物名を覚えながら、歴史を紐解いていくのが楽しかったことを思い出しました。

庭園


中国茶の歴史に日本茶のことは出てきませんが、日本茶の歴史には中国とのつながりがたくさん出てきます。茶猫は、中国茶を学んでから日本茶に関心を持ち始めたので、それがいちばん興味深い部分だったのです。

外には、茶室や日本庭園があったり、お茶の木が植えられていたりして、散歩も楽しめる博物館。テキストの中の活字や写真を見るのとは違って、ダイレクトに刺激を与えてくれる展示物は、今まで学んできたことを頭の中できれいにまとめてくれそうです。

外観


こちらの博物館では、受付で申し出ると、自身の学習、記録のための写真撮影をさせていただくことができ、また、使用目的などを記載する申請書を提出すれば、サイト上での掲載も許諾してくださるので、お茶について学びたい人にとっては、とてもありがたい場所だと思います。

▼入間市博物館
http://www.alit.city.iruma.saitama.jp/



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